よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

医療型高専賃、近藤先生といくスウェーデン医療福祉ツアー

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 10月19日から1週間、スウェーデンにいくことにしました。当社はSQCと提携し、スウェーデンの医療や福祉の考え方を日本に導入することとしたのです。現在ホワイトボックスは医療型高専賃の展開をさまざまな機関と提携して行っていますが、建物ということではなく、オペレーションや職員の質の点で優れたものを同国から誘導したいと考えています。

 医療型高専賃では日本で注目されているココチケアの近藤先生にコーディネートをしてもらいます。
ツアーのパンフレットの文章を掲載します。


ココチケアの医療法人明正会、近藤正明理事長と医療型高専賃の未来を探る
スウェーデン医療福祉視察ツアー

日本は他国に比類のない国民皆保険制度を持ち、高い質の出来高による急性期医療を提供してきました。しかし、景気悪化や国民の少子高齢化にともない医療保険制度を維持することが困難となり、抜本的な医療制度改革を行わざるを得ない状況にあります。
また、介護事業においても、保険原資が不足するなか、制度の見直しや厳格な指導による事業者選別が始まるなど、生き残りをかけた大競争時代へ突入しています。

医療では、急性期病院DPC化に向けた政策のなかで、少なくない一般病床が淘汰されるとともに療養病床の廃止や施設転換で大幅にベッドが削減されます。介護でも、多少のプラスの見直しはあるものの利益確保がしづらく、事業者の負担は益々大きくなると想定されています。

こうしたなか、米国における病院近隣のホテルやナーシングホームの役割を果たす医療型高齢者専用賃貸住宅(医療型高専賃)の存在が注目されています。
急性期病院の在院日数短縮や慢性期病院のベッド削減の受け皿として、また総量規制が行われるなか、効果的な介護の救世主として、医療型高専賃は大きな役割を果たします。

ご承知のように厚労省は日本の医療や介護のこれからについて、欧米から多くを学んでいます。私たちも欧米を視なければ、日本の医療や介護がどのように変わるかを知ることができません。そこで今回、医療制度改革が進むスウェーデンを訪問し、同国における医療介護、とりわけ医療型高専賃がどのように運営されているかを学習することで、日本の医療や介護の未来を探るツアーを企画いたしました。

SQC社※のコーディネートでスウェーデンの大学病院や診療所、そして高齢者集合住宅を訪問し、医療制度改革をどのように乗り越えてきたのか、ソフトやハードはどのように進化したのか、そしてその結果どのような医療福祉の仕組みができあがってきたのかを学習します。

医療型高専賃のココチケアを運営する医療法人明正会の近藤理事長をコンダクターとして迎え、スウェーデンの医療福祉と日本の医療介護の相違点をさぐるとともに、その都度参加者で議論をしながら日本における医療型高専賃の運営方法を共に考えます。

日本の医療の未来や高専賃の未来を知りたい医療関係者や介護事業者等の方々のご参加をお待ちしています。 

                      ホワイトボックス株式会社  代表取締役 石井 友二


※スウェーデンクオリティケア社。スウェーデンで医療介護関連商品を取り扱う総合商社。スウェーデン大使館ビルにオフィースをもち、日本での事業展開を行っている

                     

興味のある方は、もうすぐ旅行社や当社のホームページ等で告知をするので、ご覧になってください。
そして、一緒に、日本の医療や介護の在り方を語り、医療と介護の融合を図り、新しい医療と介護を支える医療型高専賃がどのような役割を果たすのかを学びましょう。

先駆けて新しいオペレーションシステムを医療型高専賃に導入していくための活動をみなさんと行うことができれば幸いです…っていうか、近藤先生の写真、デカ!