よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ココチケアと高齢者住宅新聞社 網谷敏数社長

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 先日、当社の下にある割烹で、高齢者住宅新聞社 網谷敏数社長とココチケアのファウンダーで医療法人明正会の近藤正明理事長と会食をしました。唯一高齢者の住宅を専門に扱っている媒体で発行部数は2万部というところである、とお話されていました。最近は、重要な住宅連関専門誌として、発行部数を伸ばしているようです。

 さて、今回の会食のテーマは、情報交換と私も取締役として新しいメディカルホームのモデルをつくっているココチケアの考え方を近藤先生と網谷さんに伝えるための会食です。

 そもそも、網谷さんの会社はホワイトボックス社と同じビルにあるにも関わらず、お互いにオフィースや東京にいることが少ないため、いつもすれ違いでした。会社の近くで挨拶をしたり、網谷さんの会社のスタッフが来社いただき、用事を済ますといったことでの対応が続いていたので、ぜひということでやっと落ち着いて話ができたという次第です。

 網谷さんのフェアで、過去2回講演会をしたり、新聞にも載せていただいてはいましたが、これからよりメディカルホームについて理解をしていただく、ということでの趣旨もあります。すでにメディカルホームは介護事業者が行うものではなく、適合高専賃の医療法人での展開が許可されてからというもの、医療型の高専賃が増加しています。

 また、DPC病院がメディカルホーム(医療型高専賃)を建設して、受け皿とする事例も多数あがってきており、従来の特定施設の総量規制の皺寄せで高専賃、といったニーズとは明らかに目的を異にするタイプがでてきています。

 介護療養病床や医療療養病床の医療区分1の受け皿としてのニーズにより、病院が高専賃をもつことも増えており、多様なかたちでベッド削減、在院日数短縮、DPC病院の特性といった点からのメディカルホームニーズが増加しているのです。

 13:1以下の施設基準の病院のこれからにおいて、亜急性病棟や在宅療養支援病院といったキーワードがでてきていますが、それをもったうえでのメディカルホームへの展開が多くでてくることが予測されています。

 ココチケアはメディカルホームの2号店をつくり、医療依存度の高い方をも受け入れる体制を整備していますが、3、4号と建築が着工または予定されていて、そのほかにも多数のオファーを受けています。
ココチケアとしては、メディカルホームのビジネスモデルが確立しつつある段階で、さらに全国への事業展開を行っていく予定でいます。

 ①直接運営
 ②運営受託
 ③運営支援
の3つの柱により、これからもメディカルホームの展開を行っていく、という説明をしました。いずれにしても、この1ヶ月間で、建築、リース、調剤、訪問歯科、金融機関、ITの方々とお会いし、業務提携による事業展開の話がまとまりつつあります。

 新しい医療型高専賃(メディカルホーム)のモデルを構築し、コンソーシアムを組むなかで粛々と医療制度改革を基礎としたニーズへの対応をしていきたいということで、会食はお開きになりました。網谷さんもメディカルホームの業態が複数でてきたことに興味をもたれ、いくつかのタイプについての取材を約束していただきました。これからさらに勢いをつけて、メディカルホームのコンセプトを社会に提示していきたいと考えています。