太陽の恵み

　朝陽を浴びながら新幹線で移動しています。日常の喧騒や出来事を乗り越えつつ仕事を進めて行くことが、喜びから苦しみに変化していきそうなときに、暖かく照らされると、とても救われる気がします。

　太陽は、人類に与えられた恵みです。本来そこにあることが不思議であるにもかかわらず、誰もそれを思い起こしもせず、自然にその慈しみを享受しています。人がなぜ生きているのかという疑問を封印したとしても、私たちはときに振りかえり、宇宙に思いを寄せなければならないのだと思います。

　人生を所与のものとするのではなく、いまの生活を充実させるためにも、生きていることの偶然性と喜びを感じなければなならないと考えるのです。

　今日の大阪での活動が実りのある、そして医療に大きく貢献できる糧となることを期待します。