よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

目標を達成するために

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まず、目標があるのかないのか。なければ何をするのかを決めなければなりません。他律的な目標はすぐ決定されるので、ここでは自律的に目標を決めるケースで話をします。
自分は何をしたいのかについて、徹底的に思考し、目標を立てます。こうなりたい、これをやりたい、これをやらなければならない、ということです。すぐできることから決めると訓練になります。
 
次に現状はどうであるのかを分析します。目標は決まったが、その目標と現状にはどれくらいのギャップがあるのかを測定します。いくつかの項目に分けて考えるとよいでしょう。例えば、能力、情報、時間、環境、金銭等々考えてみるとどのようなギャップがあるのか判ります。
 
この段階で、現状を踏まえたうえで、こんなことはできないといった制限をしてはいけません。心を解き放ち、思いのままに何をしなければならないのか紙に書き出し、それを読みながら、その考えは正しいのか、他にもっとよい考えはないのか、絶対的に追及すべき、自分の思いなのかについて振り返りし、考えを煮詰めます。
 
能力がないという答えはもう少し落とし込みどのような知識がないのか、考え方ができないのか、姿勢ができていないのか、それはどうすれば得ることができるのか。また、情報や時間がないのであれば、どうするのか、どのように情報を入手したり、時間をつくればよいのか、環境が悪いのであれば、どのように環境を変えるのか、誰に助けてもらうのか、手伝ってもらうのか、書き出してみます。
 
金銭的なものについても足りないのであれば、どうするか考えます。これが解決策です。もちろん、それぞれの項目に他の項目が影響を受けるので、絶対的にお金が必要であれば、それを得るまで他の項目をどのように並行して進めていけるのかといったように活用していきます。
 
解決策ができたら、その達成のためのスケジュールを決めます。スケジュールは、何を、
いつまでに、どのように、いくらで実行するのかということです。何のために、誰が、は明白なので検討は不必要です。このようにしてPDCAを回します。Pをつくるためには上記のながれをつくることが大切で、ただ、これをやりたいからP、という訳にはいかないことを理解しましょう。
 
 目標設定、現状分析、ギャップ分析、解決策検討、解決策の解決目標設定、実行、チェック、修正というながれをつくることになります。もちろん、修正から解決目標設定そして実行、チェック、修正と目標を達成するまでPDCAサイクルを廻すことはいうまでもありません。
 
 上記をASCSといいます(拙著「ブランドな病院の時代」に詳細があります)。
 これは当たり前の考え方ではありますが、日々の生活や趣味、そして仕事、すべてに通じるロジックですから、覚えれば使い勝手がよいと思います。