よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

業務改善は職員の4つの生き方に依存する

業務改善とは、文字通り「業務の改善を行うこと」をいいます。日頃の仕事、改善とは、簡単にいえば、よりうまく、よりはやく、より安く仕事ができるようにすることです。経営資源を一定として成果を高める、すなわち生産性向上を目指していることが分かりま…

病院改革のための取組み

病院を変革することは、課題を解決することと同じ意味です。病院をどのようにしたいのかが明確であれば、現状との間に必ずギャップがある筈です こうしたいのにできないという問題点です。問題点を解消するためにはこうしなければならない、という課題があり…

地域密着型診療所のあり方

診療所には、さまざまな診療科がありますが、基本は初期の診療を行い、対応できなければ病院への紹介を行うことが診療所の機能です。 地域密着型診療所とは、文字通り地域に密着し、浸透する診療所をいいます。密着しかつ浸透することは、地域住民から頼りに…

成果を出しやすいCIMとは何か

組織におけるあらゆる階層において随時の意思決定が行われています。トップマネジメントが行う意思決定を経営意思決定といいます。 トップマネジメントは常に組織運営に必要な決定を行い、結論を出さなければなりません。経営意思決定を行うことは彼らの重要…

すべての仕事の源泉とは

どのような仕事でも、目的を達成するための方法や手順があります。 人が道具をつくり、機械装置をつくり。システム開発により生産活動を行い、改善を重ねながら量を増やしコストを引き下げ、質をあげる積み重ねてきたことにより、経済が成り立っています。 …

責任と成長カーブ

責任とは、自分が引き受けて行わなければならない任務をいいます。引き受けて行うことにはその任務の目的を達成することを含みます。 目的を達成できませんでした、というのは責任を果たしたことになりません。 そうであるとすれば「責任をもつ」ことは「責…

経営可視化のためのツール

月次で作成された月次決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等)は毎月チェックされなければなりません。 組織がうまく運営できているか、いないか、平易にいえば儲かっているのかいないのか、儲かっているとしたら何が原因か、また儲かっ…

理性をもって対応する

感情とは喜ぶ、悲しむなど心の状態、気持ちをいいます。感情的になるとは、理性を失うことをいいます。 理性とは、道理によって物事を判断する心の動きをいうので、理性的とは人間のもつ本能や感情に動かされず、冷静に判断に従うことをいうのです。 なお、…

院内セミナー開催の意味

厳しい医療環境を迎えたなかで、検討されるべき病院や診療所運営上の大きなテーマは、増患、単価アップ、生産性向上です。 多くの患者が来院し、そして治療を受ける病院や診療所が地域に残ります。 病院であればそこから入院が発生し、手術につながり日当点…

チームで達成するためのリーダー

私がリクルート(現リクルートホールディングス)のA職として、飛び込み営業の仕事をしていたときの上司はチームリーダーの見本のような人でした。都心の小さな営業所の開設を行う部隊でしたので、人数も5~6名だったと思います。 どちらかというと鬼では…

社員にとって受容できる夢のあるビジョン

ビジョンとは、経営者にとっては戦略の方向、社員にとれば実現したらよいと思える未来だと私は理解しています。 ただ、ビジョンがあるからといって社員がすべてそれに惹かれて入社するとは限りません。 入社するときにビジョンに共鳴して、また会社のビジョ…