人の生理的な営みは、意識しなくても自然の摂理のなかで行われます。お腹がすけば何かを食べたくなるし、喉が渇けば水を飲みたくなります。飲食をすれば排せつをし夜が訪れば眠くなる、といった具合です。
ただ、人は意識的に行動しなければ食事を摂ることや寝る場所を確保することもできません。資金が底をつき住むところから追い出され、食事を買うお金もないとしたらどうでしょう。どうしても難しいときには一人ひとりに対する社会的な支援が行われるのはいうまでもありませんが、そうでないときには、人はお金を得るために計画し行動しなければ生活が立ち行きません。
仕事にありつき賃金をもらえる契約をしても同じです。与えられた目標があり、それをクリアーしなければ評価されません。ただ漫然と目の前の作業を黙々と行えばそれで済む仕事はないからです。無計画な(段取りのない)行動では成果を得ることが困難です。
積極的に何かをしようと思い立ち、成果を挙げるために行動するのであれば、多くの場合、計画の立て方の巧拙はあるとしても、計画や段取りをしっかり立てなければなりません。計画が綿密であればあるほど高い成果を得られる可能性があります。
もちろん計画通りに行動しなければ成果を得られません。行動が重要です。あるべき行動を阻害する要因を網羅的かつダブりなく整理し、それぞれに対策を立てて行動することで、目標を達成する可能性が高くなるからです。
どちらかといえば、
- 何を得たいのか、自分を駆り立てる思い
- 思いを達成しようという強い意思
- その背景にある信念
- どのように行動するのかの計画
- 阻害要因の排除
- 計画達成のための行動
という順番が正しいですね。
いずれにしてま何かを継続して行動しなければ成果を得られず目標も達成できません。継続のための強い意思や信念は不可欠です。このことは誰でも理解できているのに、私も含め少なくない人がやろうと思ったことが継続できない人生を繰り返しています。
たた、振り返ると。そこで始めたことや、少しは続いたことの繰り返しのなかから薄っぺらではありながら経験を積み、そのなかで学習しつつ少しずつ何かを蓄積しているという感じはあります。
何が何でも成し遂げようという思いは歳を重ねるごとに弱くなっている印象はあるものの、何かを思い、行動し始めることを諦めないことが大切だと分かります。
いずれにしても行動や計画に漏れがあったり余計なことをすれば生産性を落とし、うまく行動できない可能性が高くなります。ただ行動すればよいのではないし、ただ計画を立てるのではなく、質や密度の高い行動、計画を前提としなければならない理由がここにあります。
- 思いや意思がなければ行動は生まれない
- 計画がない行動は成果に結びつきづらい、さらに
- 計画があれば成果に近づけるが、しっかりした計画がなければ高い成果は得られない
と考えて行動することが必要ですね。
何か行動するときには計画を立て行動しなければならないし、できるだけ適切かつしっかりした計画を立て計画通り適切に行動することで、よりよく成果を挙げられると再確認できました。
なお当然のことですが、立てた計画が達成できるよう、PDCAサイクルを廻すことが大事です。
なお、行動を疎外する要因として、
- 健康・体調
- 自分の性格の傾向
- 能力・スキル
- 優先順位のミス
- 付き合っている人
- 物理的時間
- 環境等
が挙げられます。「人間にはできないことはない」というものの、自分がどのような現状に置かれているのか、何が重要なのか、何ができるのか、与えられている時間の猶予はどのくらいあるのかについて考えることは大切ですね。
人生で自分がやらなければならないことまで思いを寄せると、自分のあれこれある気持ち、考え(思い)や行動、計画に対する取り組みも大きく変化してきます。自分の過去行ってきたことを基盤として、やり残したこと、やらなければならないことにフォーカスし、計画を立て行動していきたいといま考えています。
なお、私の行動テーマは畏れ多くも「人はどう生きるべきか」、そして仕事における「組織マネジメントと人の関係性」で、それらについて自分なりの考えを整理し体系化して実践のなかで成果を挙げることでした。
私は優先順位付けのミスを連発し、かつ目移りが激しくラフな性格(簡単にいうと三日坊主)であることや能力の壁にぶちあたり、思うように成果を挙げられていない過去から抜け出せていませんが、健康回復に注力しながら、一歩ずつできる範囲でテーマ実現を諦めず、課題解決に対処していきたいと思います。