よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

神父さんの歌声

 先日CD店で、何気なく神父さんのユニットのCDを購入しました。偶然です。それはザ・プリースツといういうユニットでした。ソニーBMGが2億円をポンとだし契約をしたというユニットです。

 なるほど歌を聞いてびっくりしました。本当に神父さんなのかという歌声です。中の説明文章をみてみると、兄弟ともう一人の構成で、もう34年も3人で歌っているとのことでした。ユージン・オヘイガン神父48歳、マーティン・オヘイガン神父45歳、そしてデイビット・デラシー神父44歳というメンバーです。

 3人は同じ学校へ通い、カレッジや大学も同じ、神学校も同じなのです…ってすごくないですか。っていうか学校行きすぎという感じですが、タイム誌や、イギリスのメディアで取り上げられ、アメリカや日本のテレビ局でも話題になったという記述があります。

 なにしろ、神父さんを続けながらの活動で、これだけの長い間、歌いながら認められたということになります。いずれにしてもここから多くのことを学びました。
 1.続けることが大切(34年!)

 2.ローマカトリックは柔軟である(アイルランドのローマカトリックの現行の牧師です。教会の仕事   をもちながらの活動はとても困難)

 3.価値のあるものは必ず認められる(クラッシック、クラシカル・クロスオーヴァー、ポップミュー   ジックファンへの訴求は理想的という記述もあるし、実際歌声も超きれい)
 
 3.神父さんが、たぶん賛美歌を皮切りに信仰心をもっち何かを伝えようとして歌っている(信念をも   って生きている(そもそも神父を続けていて、協会の仕事があるときには活動を拒絶できる契約に   なっているとか)
 
 4.多くの人を感動させられる(神聖で美しい歌声に癒される=実際私も涙が止まりませんでした)
 
 5.本人達は心から活動をしている(とにかく驚くべき機会でであり、これは神のお導きです。私たち   は心を込めて私たちが愛する音楽や歌をより多くの方々に届けるように努めていきたいと思ってい   ます<説明文より>)
 
 男性ヴォーカルユニットでは、イルディーボも最初は衝撃的でしたが、いまとなれば、プリースツが上かもと思ったりしています。

 年末を迎え、家の荷物の整理をして事務所にその荷物を運ぶ車のなかで、自分にはいったい何があるのだろうと考えてしまいました。

 毎日ただ、慌ただしく働き、そしてあっという間に時間が経過している毎日ですが、いままでやってきたことを反芻し、再度自分とは一体何なのか、目移りせず貫き通しているものは何か、これから何をしていけばよいのか。
 1.同じ仕事を続け、掘り下げながらスキルをより高めているか

 2.自分なりの創造活動をより活発にしてより多くの価値をつくりだしているか

 3.信念はゆらぎないか。人間として清々として生きているか

 4.感動してもらえる仕事をしているか

 5.心からしたい仕事か(使命をもって行っているか)

 これらすべての問いにYESと答えることができるよう精進していきたいと思います。