よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ホワイトボックスと透き通った烏賊

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 烏賊の季節になったそうです。きっと、どこの海でも、光に集まってくる習性を利用した美しい漁り火漁を見ることができまるのでしょう。さばいてもらった烏賊はまず、みために透き通り、口のなかで噛み砕くほどに甘く、おいしさが広がります。

 烏賊のすがたに、それほど深くうんちくを述べる必要もないとは思いますが、北海道に来ると、東京にいていかに烏賊に恵まれていないかがわかります。というか食べ物全体についていえることですが、その産地でいただける食べ物をその場所で食べなければ、本当のよさがわからないということであると思います。

 T事務長と、一緒に病院の近くにある烏賊屋さんにいきました。イケスにはたくさんの烏賊が回遊していて(回遊というくらいおおきなイケスでした)、いただくのはかわいそうな気もしましたが、透き通った烏賊がお皿にのってきたときには、すっかり感傷を捨て、その姿の美しさを観賞する側に立っていました。う~む。ホワイトボックスのホワイトは、白く、しかし濁っているのか、はたまたこの烏賊さんのように白くというより透明に透き通っているのだろうかと考えてしまいました(もちろん、透き通っていることで納得しました…ウフ)

 T事務長とは飛行機に乗るまでの1時間30分ほどの酒宴でしたが、地場の食べ物がいかに安価でうまいのかということと、事務長の料理がいかにうまいのかということについての話で大いに盛り上がりました。

 病院を出るまでは目標管理制度の評価について激論を交わしていただけに、いかに切り替えがうまいのかを実証した感じです。

 さらに、仕事から離れ、人生や料理そして風土や気候、事務長が11月に出るピアノの発表会(彼はピアニストです…)の話でおいしいお酒を酌み交わしたのでした。

 事務長はお酒が強く、私もつられて、あっというまにぐびぐび飲んでしまいましたが、急いでコップとお皿になみなみ注がれたおいしいお酒を急にいただいたので、飛行機でゆられ、モノレールで圧迫され、京浜東北線でもまれているあいだに、自宅の駅につくころには、少し気持ちがわるくなってしまいました。

 それでも胃薬を飲んで翌朝復活し、昨日(北海道帰った翌日)は新しい企画会議が終わった銀座の夜、居酒屋でさんまのお刺身に舌鼓をうっていたところをみると、やはり私は、お酒には強いのだなと感心したのでした。
 
 今度は事務長のおうちで、事務長のつくられたお料理とお酒を頂く約束をしたので、とても楽しみです…。