よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

歯科との連携

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 ホワイトボックスは次の戦略の一つとして、医療と歯科との連携を意図しています。そのためにいくつかの対応を行おうとしています。

1.歯科と医師の連携要素の整理
(1)内科と歯科
 内科との連携といった概念は従来ありそうでなかったもの。具体的にどのような対応になるのかについ てのロジック設定必要
  ①口腔内の状況から内科疾患がわかるのか
  ②金属アレルギーは別途検証
  ③高齢者医療において、咀嚼できないことが食事への意欲をなくすことに対し、可能性があればどの ようにインプラントや入れ歯、及びこれに代替するものにシフトできるよう提案していくのか(在宅医 マター)
  ④口腔乾燥症外来における検査や治療
  
(2)循環器と歯科
   ①インプラント治療の場合の血糖値コントロールについての必要性や静脈内鎮静法などの治療
   ②歯周病の糖尿病・動脈硬化・心臓病・肺炎との関係

(3)アンチエイジングのなかにおける歯科領域の開拓
   ①通常のもの
   ②口腔内科外来、口臭外来、ドライマウス外来を設置

2.1についての連携実績づくりのための内科との連携強化
3.訪問歯科の整理と連携の取り組み


 以上について、浅野歯科産業の社長とミーティングしました。この日は奥様もいらっしゃり皆でミーティングしたのち食事。

 歯科の役割をより強化したうえで、不足する医師との連携を行うことのなかで、より迅速な治療が開始される可能性があります。
 一部にはその仕組みが作り始められていますが、より積極的に連携を推進していくことが望まれます。