よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

医療型高専賃の優位性

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 6月3日に高齢者住宅新聞社の主催によるセミナーで、医療型高専賃の優位性という講演会をすることになりました。
 
 今年で3年目です。毎年150人の人が私のセミナーに来ていただき、大変ありがたく思っています。
私が3年前にココチケアの事例をもって、メディカルホームの講演会を開始したときには、メディカルホームってなに?みたいな状況でしたが、いまや医療型高専賃といったコンセプトがある意味、現実味を帯びてきて、すでにそのタイトルで講演会を打つ組織がでてきたことは、うれしい限りです。

 実際、私は20日にも松江で講演会をしますが、どこに行ってもDPC病院とメディカルホームのコンサルティングをしているので、現実に医療型高専賃を建築する療養病床やケアミックスの病院が増加してきていて、これもとてもよかったと思う成果の一つであると思います。

 現在、複数のメディカルホーム建設総合コンサルティングをココチケアで受けることになっており、これからの新しい医療・介護の現場における仕組みをどのようにつくりあげていこうか、日々寝る時間も惜しんで研究を重ねています。

 ココチケアで使っているマニュアルをスキルインフォメーションズのマニュアルソフトに載せて、8月には発売します。
 
 ココチケアとホワイトボックスがコラボしてつくりあげるメディカルホームでは、新しい管理人の動きや、新しい実質的に医療や介護の質をあげる試みが行われることになっていて、わくわくしながら、仕事をしています。

 病院との連携を強化しているなか、DPC病院においてディスチャージプランニングのなかにココチケアを入れていただけるようになってきたことも嬉しいことの一つです。退院支援計画のなかで退院先に医療型高専賃を入れてもらえることは、ながく主張してきたことが実現することであり、現場をみてもらったSWさんが、これなら患者さんに入居してもらっても、本人もご家族も安心、ということを言ってっくれていることは、実質的に医療型高専賃が認められたということの証左です。

 病院とはいかないまでも、看護師やスタッフの質がとても高い、そして医師も綜合医として、あらゆる状況に対応できる、あるいは対応しようとしている。そんなスキルフルでかつ意欲的な医療型高専賃をつくらせていただくことをモチベーションとして、また今日から研究と実践を積み重ねたいと考えています。

 先ほどまでDPC病院改革のアイテム検討とスケジュール作成をある大阪の病院のために行っていましたが、一転、必ず必要となる医療型高専賃を地域医療機関の受け皿として使う企画をつくるということも、実は心底でしっかりとつながった地域医療機能分化のための活動であると認識すれば、違和感はありません。

 医療の全体を俯瞰し、新しい医療構造ができあがる新の日本の医療黎明期に活動できることを宇宙に感謝しています。