よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

花粉症なんです。病院も

ときどき、妙に外部からのアドバイスにセンシティブな病院を見かけます。独自でやるということは構わないのですが、危機感をもたず、人の意見にも耳を貸さない、こうした病院は結局環境変化に順応できない、あるいは環境変化に乗じて自己変革できないことになります。

人の話に耳を傾ける、そして素直に現状を分析し、到達点との間のギャップを確認する、ギャップをどのように埋めていくのかについての解決策を立てる、計画を立案する、実行する、チェックする、行動を修正するといったながれのなかで病院は間違いなく成長できます。

花粉症の病院は、免疫力がないのかもしれませんが、できるだけ早く薬をのみ、冷静になったなかで、
いま何をしなければならないのかについて、現場を巻き込みながら活動していく必要があります。花粉症でマスクをし、ゴーグルをかけ、なるべく晴れた日には外にでないでじっとしている、といった病院があるとすれば、知らない間に世の中が変化していることを知らずにすごしてしまいます。

慣れすぎている病院も困ることがありますが、慣れないのも困りますよね。

実は私も花粉症で、仕事の意欲も失せ、積極的に外にでて、よい空気をすったり、活動的にすごしたりがこの時期はできません。これは本当の花粉症のことですが、やっぱり早くから治療をしていればよかったと毎年思います。