よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ちょとした幸せ

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 先日、監査の仕事で、日本海近くの街に行きました。以前監査をしたときの記事を書いたと思いますが、社長をはじめ取締役の方々に監査の結果をお伝えするための出張です。

 道すがら、あまりにもすがすがしい気持になったので、写真をとってしまいました。少し曇り空でしたが青空が急に顔をのぞかせ、車の窓を開けるとさわやかな秋の風が舞い込んできます。頬に当たる空気はもうすぐそこに冬を予感させるものでした。

 人間は、何かを乗越えながら生きていきます。辛いことも苦しいことも、いっそ何もかも投げ出してしまおうと思ったりすることもありました。今でも稀にそんな日もあります。思うようにコンサルティングをしている組織が変わってくれないとき、自分の力の限界やそうした自分をつくってきた自分自身に後悔するときです。

 でも、次の瞬間、だから今何をしなければいけない、というように頭が切り替わります。あまり寝ていなくて、寝る準備をしていているときであっても、いろいろ考えていると、そうした思いが自分を支配することもよくあります。

 そうなると目は覚め、頭はすっきりし、ある種の焦燥感や危機意識が自分の生命を揺り動かす瞬間が訪れます。ドキドキした焦燥感は知らない間にワクワクした希望に変わり、ビュンビュン仕事をすることができます。

 この「雲から青空」のときは、多くの関係者の協力で、やっとサイトの格好が付いてきたホームドクターズ倶楽部の立ち上げのために奔走してた日々のなかで、自分の未熟さや時間がないことからの厭世的な気持になりかけていたときでした。しかたなく出張があるから、朝5時に家を出て、飛行機に乗って、車で2時間30分移動で…みたいな。

 それでこのちょっとした青空です。雲がありますが、覗いている空は青いですよね。「やっぱり空はあおい、あおいですよね~」みたいな気持で写真を撮りました。自然の素敵なところを感じたときでした。なぜか、不思議に俺もやらなきゃっていう思いが頭というか、もくもくとこみ上げてきて、スイッチが入りました。
 その後のこの1日がとても元気になったのはいうまでもありません。

(出発するときは、ながい車に乗っているながい時間を想像してげっそりしていたのですが)すっかり、時間を気に入り、「ときどき、自然に囲まれた山のなかを車で疾走するといったことも、無駄ではないよな~」と現金に思ったりしたわけです。