先日、大阪に出張にいき、朝名古屋でのミーティングのため、急いでホテルをでようとしたとき髭をそっていないことに気がつきました。で、ホテル備え付けの髭剃りを使ったところ、ぜんぜんそれず、使い物になりません。
で、自分のもっている(しかし、使い捨ての)髭剃りで剃ったら、あっという間につるつるになりました。髭を剃りながら、
焼きをいれる、ということばが頭を過ぎりました。よく人を鍛えるために、焼きをいれるということばをたちの悪いひとが使いますよね。髭剃りも焼きが入っていないと、切れ味が悪い、って人も同じなんだな~と考えたわけです。
つまらないことですが、ある時期、一生懸命仕事をして自分を鍛えることだけではなく、大きな負荷を自分に課すこと、できるだけ集中して自分を鍛錬することが必要なんだな~とつくづく思いました。何かが突出してできる人は、確かに才能はあるだろうけれども、結局は人よりも多くそのことをし続けることが必要で、それを集中して懸命にする者だけが「ものになる」ということなのでしょう。
あっという間につるつるになった顎に手をやりながら、役に立たない髭剃りをここに置くということは、ホテルの印象も悪くしてしまうよねと、思いました。あまり高くないビジネスホテルですが、結局は時間を無駄にしたり、精神的にも満足を得られないことに、相応のものを感じました。当社のコンサルティングはどのように思われているのか…身の引き締まる思いがしました。
髭剃りに教えられた朝のできごとでした(写真は私を助けてくれた髭剃りです)。