よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

地域完結型医療(1)プロジェクトがスタートしました

今出張から帰ってきました。
今日訪問した病院では、地域連携委員会があり、地域連携室が活動を開始していました。
が、さらに今日、地域連携部会(プロジェクト)を組成してもらいました。


今まで以上に地域完結型医療を進めていくことにより、病院と診療所の機能分化を行なう。病院の役割と診療所の役割を明確に峻別し、診療所は外来、病院は入院という方向に沿った活動をしていこうというものです。

何しろ大きな病院なので、紹介率をあげるのはとても大変です。紹介状をもった患者さんの絶対数をかなり増加させないと紹介率が大きく動かないからです。

診療所や病院からの紹介率をよりあげていくために、従来の組織に追加して、地域連携部会を地域連携プロジェクトとしてつくってもらったわけです。

プロジェクトでは、看護師、コメディカル、事務方から約10名が参加して活動を行います。
(1)院内対策
(2)院外対策
そして増患したときに院内で患者さんを受け入れるための体制、仕組みづくりのための
(3)院内改革
を徹底して実施していくことになります(続く)。