よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

良心をもったDrとの会話

全国で受療率が20%程度下がっているというデータがあります。確かにホワイトボックスのクライアントの病院においても患者さんは確実に減っており、業績が良いところでも5%程度はマイナスとなっているようです。

年金や後期高齢者医療、そして被扶養者としてであっても結局、世帯主の給与が下がるとか、リストラにあうということがあればやはり我慢できるところは我慢してしまうのかもしれません。

本来必要のない患者さんが病院に来院していた部分ももちろんあるでしょう。しかし、本当に医療が必要である患者さんの来院機会を奪っているのではないかと不安です。

日本は明らかに医療制度改革により医療の原点回帰を目指そうとしています。施設偏重の世界から本当の医療を探す旅にでている。

しかし方向を見失い、国民は流浪の民となり、どこにいけばよいのかわからないまま、時代のながれに翻弄され、生気を失いつつある。

こうした国民を勇気づけ、一人ひとりがもっているポテンシャルを最大限引き出すために、いったい何をしていけばよいのか。国も組織も、そしてもちろん、国民一人ひとりがいま考えていかなければならないと思う。そんな話を複数のDrとしていました。

良心をもった多くの国民といままず足元から改革をする必要があります。それはとりもなおさず、自分の生き方を変えていくことであると考えるのです。