昼休みに北野天満宮に行きました。夏の日差しが私を焦がすような午後のひとときでした。境内には平日であることも手伝い、あまり参拝客は多くはなく、蝉の鳴き声だけがこだましています。歴史と伝統の神社は、ブランドの重みと、荘厳なたたずまいに身を置いていて、辺りを制圧する空気をもっています。
歴史と伝統に胡坐をかくのではなく、神社としての精神と思いを持ち続けるだけではなく、新しいイベントを常に企画し、また商品をつくりあげ、自らがどのように生きていくのか、日本に息づいていくのかを模索しつつ、進化しているような気がします。
常に何かをつくりだし進化し、成長する。そうした気構えをもつことができる組織は強いと思います。
それがどのようなものであったとしても、それがどのような組織であったとしても、業態であったとしても、原理原則は同じであると考えます。
病院も、護送船団方式であった時期がながく、自らの成長と進化を懈怠したところがなかったのか、反芻する必要があります。常に進化、常に新しく、常に改革、常に前に…。
今に満足することなく、胡坐をかくことなく、うろたえることなく、冷静に落ち着きをもって、しかし
きちっと思考し、企画し、計画し、着実に行動することを忘れてはならない。
ほんの20分の滞在時間ではありましたが、強くそう思いました。