しかし、列車には雪が厚く付着しています。スピードを出すために、雪がガードに付着したのでしょう。自ら風に向かって動けば、吹く風は一層激しさを増します。何かに対峙するだけではなく、何かを乗り越えようとするときには、敵が多くなるのは当たり前です。風当たりが強くなる、ということに他なりません。
何かを乗り越える。乗り越えることで、経験を積み、走り方を学ぶのでしょう。列車と異なり人は益々強くなります。モロオの担当者の方と恵庭の外交に行くとき、ホームで列車を待ちながら、ふと列車に圧着している雪をみながらそう考えました。
日本の来年はとても厳しい年になるといわれています。私たちは全速力で走りながら徐々に力を発揮できるよう頑張らなければなりません。最終的な的は獅子身中にあると気が付き、自ら変わり克己していく必要がありそうです。
風を避けるのではなく、風に立ち向かう。そんな姿勢をもつことを教えてくれた現象でした。