求めて止まぬもの
長く生きてくると、人生何が大切なのか、少しは分かるようになりました。だからといって、自分が理想的な生き方をしているかといえば、まったくそうではありません。
頭ではわかっているつもりでも、行動できないことが、多くあります。
何か考えたり、行う前に一呼吸おくことで、以前よりましにはなりましたが、まだまだ後悔することがよくあります。最期の最期まで、そうした思いを持ちながら人生を終えるのかも知れないと、少し不安になります。
ただ、すべての事象は自分に全面的に責任があるのはよくわかるようになりました。
後は、よい結果を得ることができるよう、自分を的確にコントロールできる、強い意志を持つことなのだと思います。
求めて止まぬものは、とても身近にあることに気がつきます。強い意志を振り向ける対象は2つに区分されます。
- 日々目の前にある仕事を確実、かつできるだけ高い質で行うこと、
- 計画した、やらなければならないことを間違いなく実行すること
1は、2に含まれないものであり、突発的に(仕事はそんなものですよね)発生する仕事です。社内の事柄やクライアントからの相談や依頼に、正確かつ迅速に対応できなければ役割を果たせません。
2は、超短期(一週間や一ヶ月)、短期(一年間)の計画を軸として、予め決めておいたスケジュールに沿って着実に活動を行うこと。
それこそが過去に想定した近い未来に何を成し遂げるかと言うテーマをクリアーする唯一の方法です。いま、改めて考えると2が上手くできていない可能性があります。1に押しつぶされて意欲を無くす、そこまでいかなくでも物理的な時間がなくなることなどがその理由です。
こうして考えると、毎日をスタッフやクライアントと懸命に過ごすだけではなく、後回しになりがちなやるべきことを一日の中に織り込む工夫が大事ですね。
結局は、
- 的確な段取りをする
- 質を担保し一つひとつの処理スピードを上げる
- 無駄な時間を排除する
- 健康でいる為に自己管理する
事に尽きます。
その場対応ではなく、1をしっかり行えば余計作業の一部は回避できます。また、2が出来ていなくても無駄な時間を消費してしまう事を考えると3の無駄を無くすための工夫を継続することがポイントかもしれません。4は、できていません…。
仕事が思い通りに進まない理由には様々な要因があるとしても、無駄な時間の定義を明確にした上で、時間をより意識し無駄を無くそうと決意して行動することが必要です。
人生は「未熟な自分を完成させる旅」です。
足りないところを見つけ修正する為に意志を強く、できるだけ無駄のない日々を送ることで、これからも、最期まで完成しないだろう人生の旅路を懸命に歩いて行きたいと思います。