よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

地域完結型医療(11)地域連携コンサルティング大特集5

この(1)から(4)をどのように確立していくのかが、病院の重要な経営戦略となります。
そのためには地域連携活動が欠かせないということを理解しなければなりません。

仕事の仕組みの見直しと個人の技術技能の向上を行なうことでブランドを構築すること、また平均在院日
数を短縮するため上記以外に医療事故を抑制したり、標準化を図る、チーム医療を行なう、看護プロセスを確立する、ディスチャージを整備する等々が必要になります。

活動をモニタリングしながら、暗闇のなかで懸命に働くだけではなく、先行指標を目標として的確なムダのない行動を行なうこと、管理会計の導入が必要になります。

地域連携は病院全体の重要な基本戦略であることが判ります。

トータルでのくくり、トータルでの対応ができるかどうか、組織横断的に組織を俯瞰した活動が地域連携というキーワードで創造できるのかが病院の盛衰を決定します。ほんとうですよ。あとでわかります。最近の動きはすべて在宅誘導政策のなかで、機能分化が確実に行なわれることを目指した政策だからです。

急性期病院の機能は何か、徹底的に追及するなかで解を求める必要があります