よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

生きるということ、生かされているということ(2)

私は、会計士でなぜか8年前に病院を中心にコンサルティングを始めました。

会計面だけではなく、マニュアルやパスやリスク等、深くマネジメントのなかに入って病院の支援をさせていただいてきていますが、結局は病院の経営を円滑に行えるようにしていくことが仕事です。

ただ、それはながい間地域医療を提供する場としての病院を残していくためです。したがってmomojibuuさんのおっしゃるとおりの事柄がどうしても発生してしまいます。哲学をもって臨んでいたとしても、マネジメントと本来の医療との間のどこに限界値があるのか。

哲学をもち、医療の立場に立って経営支援をしていくことができなければ、結局は患者さんから見放され、いくらよい経営システムがあっても機能しなくなります。いつもそれを悩んでいます。

スタッフのために働き易い病院、そして患者さまに良い医療看護を提供できることが望みです。但し経営的に成り立つ病院でなければなりません。きっとずっと悩み、試行錯誤しながらの仕事だと思います。格好をつけてこの議論をしているのではないことを理解していただくため、いくつかコメントをいただいたので、ここで説明させていただきました。こちらこそありがとうございました。