よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

かかりつけ医(1)

かかりつけ医をもたなければなりません。

私達は一地域住民で考えるとどうしても地域の大きな病院に行きがちです。
なにかあると地域の中核病院や、もしかすると大学病院にいきなりいくことが多い感じがします。
私はどちらかというと病院フェチで、昔から病院が好きでした。

でも、紹介状なしにいきなり200床病院にいくと最高では5000円程度の特定療養費を初診料
と一緒にとられます。これはとりもなおさず、診療所にはじめに行って紹介状を持ってきて下さい。
ということを意味しているわけです。

自分の住んでいる場所に、ほんとうに自分のことをながくみてくれているお医者さんをもっている
ことによって、何かあれば相談できる、そんな安心感をもつことができます。
これからは、制度的な問題からいえば急性期病院の数は減少していきます。医師は国家試験により
毎年増えていきますから、結局は開業する先生が増えます。診療所がまとまる医療モールも増えて
きており、診療が多様化してくるなかで、急性期病院の数が少なくなり、療養型病院に行かない先生
は、開業して診療活動をすることになります。

昔から地域で頑張っている先生や、これから病院を辞め地域で診療活動を開始する先生のなかに
間違いなく自分とぴったりくる先生がいらっしゃるはずです。まずはいろいろな評判や自分の目
で確かめたうえで、何か気になることがあれば、すぐ相談できるといいですね。
但し、地域の病院と連携している先生はいいですね。どこと連携しているのか、最近は表示している
診療所も増えているので参考にするといいかも知れません。