よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

S先生、N先生~

 在宅医のS先生、まるで病院のような診療所を経営しているN先生。この二人の先生は開業医として私が大好きな先生です。

 S先生はおひげを生やしてちょっと芸術家風、工学部の出身でその後医学部ですので、在宅くんというソフトをつくり、病院の外にいて患者さんの情報をとることができるようにしています。とても優しいので患者さんからの評判も抜群で、あっというまに患者さんが増えています。

 N先生はお父上が税理士さんのせいか、生まれつきか、とても事業の才能がある先生です。事業というのは儲けることがうまいということではなく、患者さんのためにアイデアを出し、喜んでもらうことについてうまいということです。

 健康クラブの組成や患者さんのためのネットでの診察、そして人間ドック券の発売などなど。
 さらにご自身の医師のグループで本は何冊もだすわ、TV出演はするは、新聞や雑誌にはでるわ…枚挙にいとまがありません。そのうえ、病床をもった診療所で透析クリニックや内科の診療を運営し、手術室は大学の手術室と同じものをつくり、そして…、ふぅ~いっぱい話があります。
 でもって、さらに健康管理ソフトをつくり、診断ソフトをつくり、電子カルテの会社をつくり、電子カルテを完成させ、さらに化粧品の会社をつくり化粧品を販売し…。

 これで医者としての技術も抜群で、患者さんのファンが多くて、N教とまでいわれるのはすごいです。人生の生き方を私もいつも教えてもらっています。

 本当に患者さんのことを考えている医師がたくさんいらっしゃいます。多くの医師と多くの仕事をしていけるとよいと渇望しています。