よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

電子カルテ・地域ネットワーク

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 厚生連広島総合病院病医院長補佐の藤川光一先生にお会いしました。最初は芸能人ではないかというほどかっちょいい先生でびっくりしました。話し方もジェントルで本当にすてきな先生です。

 山陰合同銀行のアテンドです(上の写真は銀行の方々です)。


 先生は電子カルテを作成しており、その他さまざまなソフトを大手企業と提携してつくってきたそうです(実際に拝見しましたが結構使いやすく、かつ簡単に操作できるようつくられているということが理解できました)。

 先生は、いままで診療所経営、病院経営をしたいと思い、立派な成果をあげていますが、今回は病院と診療所をつなぎ地域医療の質をあげる、患者さんの利便性を図る、地域医療を活性化するといったテーマで電子カルテや地域ネットワークをつくりあげ、さまざまな成果をあげていらっしゃいます。

 ホワイトボックス社も診療所のユニット化を図り、一次医療を一つの診療所ではなく、複数の診療所が集まったなかで、患者さんのかかりつけユニットをつくる。
 それは電子カルテでリンクされ、患者情報を一元管理するので、余計な検査や投薬をせず、またコンビニ受診をせず、適正な医療を行う環境づくりをしていく必要がある。

 得られた情報を地域スーパーバーザーが管理し、業績が悪くなった理由を特定し、ユニットに参加していただいている先生へ経営アドバイスを行うというコンセプトで、健康産業事業創出資金をメディスの審査により頂戴したことがあります。

 いろいろ問題があって、頓挫したプロジェクトでしたが、藤川先生はそうした考え方を具現化するシステムをつくられていたので、超ビックリしました。廿日市の医師会ではすでに何十という診療所がそのシステム(ただし、現状は病院のデータをみることができる段階)が動いているのです。

 このシステムをぜひ全国に、ということで先生は動かれています。
またまた、お手伝いをさせていただくことになると思います。病院経営の話で酒宴も盛り上がり、いろいろ勉強させていただきました。先生、そして銀行の皆さん、ありがとうございました。