よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

パスとマニュアル(3)

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マニュアルとアウトカムマネジメントです。アウトカム(ゴール)を例えばCI(クリティカルインディケータ)を使い、定量的なものとしたのち、統計をとり、どのような状況であれば早期に決めたゴールに到達するのかについて現場で工夫することが必要です。

そのことによってプラスのバリアンスが数多く発生し、良い方向に治療が進みます。結果としてパスの平均在院日数が短縮くることになります。パスを利用した成果はここで大きく出でます。

 

アウトカムマネジメントはパスの全体改定に関わることになる可能性もありますが、この段階までパスを進化させることが必要です。バリアンスマネジメントから自動的にアウトカムマネジメントに進化するながれをつくりあげていくことがこれからは必要となるでしょう。

なお、アウトカムマネジメントについては、より詳しいポイントを次回は説明することにします(続く)。
 

「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」