よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

北の病院の帰り道

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 病院の事務長と2時間モニタリングについて話しました。
(1)目的
   事業計画の適正な遂行が行われているかどうかを確認し貴院が必要な利益及びキャッシュフローを  確保するためのあらゆる活動が行われているかどうか評価すること。必要があれば可能なアドバイス  を行うこと。

 (2)活動
   ①定めた時期に毎月訪問
   ②予算実績比較の試算表ベースでの確認
   ③予め設定した指標の推移確認
   ④乖離原因のヒヤリング
   ⑤乖離原因を排除するための必要なアドバイス
   ⑥必要に応じた職員との面談の実施  

 (3)手順
   以下の手順で体制整備をしていただければと考えます。必要な支援をいたします。
   ①正確な予算編成
   ②達成のための5W1H計画立案
   ③継続して収集する指標の決定
   ④分析手法の確立
   ⑤行動手法の確立

 というながれです。当該病院は看護基準を変えたのち、業績アップ。安心して経営できる状況になり
ました。これからの制度改正に向けてどのように対応していくのかについて徹底検討することになりました。事務長はとても前向きで、大きな改革を成し遂げたいという強い意欲を感じました。この病院は制度改正に抗いながら自らの使命を果たす病院になるという実感があります。理事長もとても素敵なDrで
これからこの病院に毎月お伺いすることがとても楽しみになりました。
 覚悟してよい医療をつくりたいという思いをもつ方々とに仕事ができること、これが我々の人生の糧になっている気がします。
来るときの吹雪もやみ、少し雲はかかっていたものの北富士といわれる羊蹄山の雄姿が、私を勇気付けてくれていました。たった数時間なのに心なし希望をもって駅に着くことができました(写真)。