おはようございます。
今、札幌駅から新千歳空港に向かって、ローカル線に乗っています。
札幌の朝はとてもさわやかで、空気が、なんというか、明らかに東京の朝とは異なります。この感じは、そこにいた者でなければわからないとは思います。街のなかでも、空気は草の香りがほんのりします。車窓にながれる緑が40%青空色が40%の景色は北海道ならではのものでしょう。背広姿の人が何げなく写真をとったりしているのも大きな街であるのに観光地ならではのできごとです。
しかし、街はその住民にとっては生活の場です。
祭りのあと(今は神宮大祭とか…)の早朝に浴衣を着た若者がまぶしそうに目をほそめ、けだるそうに自宅へ帰る姿や、部活に急いでいるジャージ姿の高校生の集団が大声で笑いんがら通りすぎていきます。 さすがに今日は土曜日であり、早朝なので、通勤と思われる人々の姿はまばらですが、もう少し立つと、街が息づいていることに皆が気がつくことになります。
この電車は、ひとつひとつの駅でドアを開けています。ドアを開けるたびに冷たい爽やかな空気がすうっと足元にながれこんできて、あたりが緑の匂いでいっぱいになります。
幸せな時間のライブラリーにひとつまた新しい記録が追加されました。