力のある人は、すべてを包容し、他人の立場にたち、他者に優しくなれるはずです。勿論、仕事のなかでは厳格な判断が必要となることが多くあります。泣いて馬謖を斬ることも必要でしょう。
だからこそ、常に研鑽し、努力を惜しまない、そんな人になっていかなければならないと思います。
①生き方について思想をもつ
②使命感をもつ
③技術技能を高める
④人間力を高める
⑤分かりあえる力を高める
これが昨日、院内セミナーで私が職員の方に、慈しみの領域へ踏み出すための5つの要素であると説明をした項目です。まだまだ自分の言葉にはなっていませんが、病院の透き通ったたくさんの職員の方々と一緒にこの領域に到達できるよう、粛々と闘っていくのだと、思います。
函館のホテルの窓から見える函館山の裾野は、自分の立ち位置であるような気がします。遠くの海のしずけさや、陽の当たるまぶしさを糧として、ちいさな山を登り続けなければならないのだと、ふと気付きました。