よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

沖縄と札幌

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 つい2日前には沖縄にいて、札幌に入りました。たぶん15度程度は異なる気温です。明らかに一方は夏、他方は冬といった趣です。そもそも札幌では草木が冬支度をしていて、勢いがありません。
 晩夏とはいえ、日差しが強く、緑豊かで熱中症に注意しましょう~とアナウンスがながれている場所とは違います。

 沖縄も札幌も車を運転しながら、病院に向う途中、景色があまりにも異なることに愕然としたのでした。景気も政治も人生も、すべてこんな感じなのでしょう。陽と陰というのは少し札幌にかわいそうな気がしますが、今の季節はまさにそのような感じです。

 私やスタッフを含め、当社のクライアントは全国にまたがっているため、いろいろな地域で仕事をしているため、ある意味慣れてしまい、季節の変化や気温の違いを肌で感じながら生活することができなくなっているのかもしれません。

 改めて極端な地域を比較してみて、今回日本の広さをつくづく感じました。そもそも、先週は鹿児島と福岡にも訪問しましたが、沖縄はまた一味違うのです。

 日本をどうするのか、という論点は医療においても、経済においても、政治においても、教育、治安、災害(とりわけ関東大震災)においても、あらゆるところで議論されなければなりませんが、地域毎に文化も風土も思考も、行動もすべて異なる日本において、画一的な解決策はないことに気がつきます。

 医療においても地域、規模、医師のモチベーション、改革への志向性などなど、さまざまな相違があります。いくら経験を積んでも、結局、本質的なところはワントゥーワンでみていかなければならないということに改めて気付かされたのでした。