よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

豊作の病院経営

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昨日は札幌で、今日は函館で病院に来ています。

函館は30万人の人口であるにもかかわらず道南の医療圏をもっているため、大きな病院がたくさんあります。そのなかの一つ(というより法人では道内屈指の病床数)の病院がここにご紹介する病院です。

道内でもトップクラスの病床数を誇っている法人に属する当病院は、順応性が高くアクティビティがとてもよい病院です。

1年前に新事務部長が赴任して、さまざまな改革を行ってきました。事務部長はコスト削減や医師に対する新政策を打ち出すことで、成果をあげてきています。泰然自若としているところと、ポジティブでチャレンジャブル、そしてポップでウィットに富んだところが共存している事務部長です。

それで、この稲穂です。どこからお持ちになったのか、PCのディスプレイの裏側にしっかりとセロテープで止められている黄金の稲穂は、事務部長の席に向いて頭を垂れています。

銀行の後輩であった事務部長をスカウトした法人の常務理事は、笑顔ですかさず「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と事務部長に戒めのお言葉を差し上げていましたが、事務部長は、今年は豊年になるようにここにおいていると、先輩のお言葉をものともせずカメラに向い、やはりほんの少しの微笑みで応えていただきました。

事務部長は、多才でさまざまなことに挑戦していますが、別の写真はアイヌの役で地域イベントに参加したときのものです。美女たちに囲まれご満悦のご様子です。水泳のインストラクターになるトレーニングをしている割に少しお腹が気になりますが…。

暗い話題が山盛りの現状において、旧態依然の病院経営ではなく、新たな旋風を巻き起こし、創造を続けている事務部長の今後のご活躍と当病院の発展を期待しています。

少しほっとする、心が和むお話でしたので、ここにご報告いたします。