おりしも選挙カーが、著名な政治家の来訪を告げ、駅前にはたくさんの人だかりができていましたが、新幹線の駅は新幹線らしくないほど閑散としていて、おぼんが過ぎた街の落ち着きといった風情でしたが、私たちは燃えに燃え、この長野の地に、医療支援の金字塔を建てるため、継続して活動をしていこうと堅いちぎりを交わしたのでした。
地域医療とは、その地域の医療であり、概念的には地域医療ですが、個々の地域医療はまったく違う背景をもっていることを知っています。
ある場所は、人口が減り病院も淘汰され街の小さな病院が、ひとつ、また一つと命の灯を消してく…。そんな街の中の基幹病院のコンサルティングをするケースもあるし、競争に疲れ、医師が疲弊し、自らの命をながらえるために、医師の便宜を図る…。結果としてマネジメントの中心が医師の環境づくりである地域急性期病院のアドバイザリーでなかに入ることもあります。
公的病院が大半のマーケットを抑え、それを取り囲むように小さな民間病院が特徴をだそうと頑張っているものの、成果をあげられない、そんなケアミックス病院のお手伝いをすることもあります。
いずれにしても、長野に私たちを待っている医療機関があるかぎり、私たちはまたこの街で、心の躍動を感じつつ、新しい活動をはじめていくことになるのです。いつまで続くかわからない、そしてどこが終着駅かわからない旅ではあるけれども、志をもつ多くの仲間とともに日々人生の一こまを埋めていくことができることにいつも感謝しています。