よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

光に包まれて

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 先週、私はドクターとのミーティングを控え、新幹線で京都から福山に向かっていました。新幹線は比較的すいており、ゆっくりと資料に目を通したり、PCでメールをチェックしたりしていました。

 冬の天気の悪いなか、前日は新幹線が止まっていたのですが、この日は意外と天気がよく、気持ち良く新幹線は風をきりながら、疾走していました。

そのときです。ふとみると、左の窓から光がながれ込んできました。それは、とても大きな光の塊で辺りを照らしていました。

 心なしか、それまであった人の気配はなくなり、荘厳な空気が静寂を連れて充満しています。そして、誰もが息を呑んで、その光に包まれていました。

 窓からその光が差し込んでいる時間は、ほんの数十秒だったかもしれません。しかし私にはとてもながく感じました。

 しばらくすると光は徐々に小さくなり、そしてまた以前の車窓に戻りました。
 光の塊はどこかに行ってしまいました。しかし、私の心にははっきりと光の残像が残っていました。すべてを包み込むおおらかで温かい光がしっかりと心底に焼き付いていたのです。
ここで感じた感動は、無意識のものでした。しかし、心はとても豊かになっていました。

 心の平安と安心。私たちは、こういう経験をすると、何かに心を動かし、決意し、そして何かを感じとりながら生きていかなければならないことを理解します。常に心を繊細に、そして廻りを感じながら仕事をしていかなければならない。

 大きなながれのなかの小さな変化を見逃さず、感じ取り、本質に迫り、核心に迫りながら新しい何かをつくりだす。そうした繰り返しのなかにしか真の変革はないと理解しています。

 ふとした機会によい時間を得ることができました…。