組織に所属する人は、例え管理されなくても働くものです。しかし、管理(=一定の方向に誘導する、という意味)がなければ、一人一人が正しい方向に動けるか、成果を最大化できるかというと、疑問があります。
多くの場合、私の経験からすると前向きに行動している人はよくて4分の1程度です。
他は楽な方に動いている。パレートによれば2割が懸命に働き6割は普通、2割が任務を果たしていないということなのでしょうが、そこまではいかないまでも、近い傾向はあります。
方向を示す。具体的な道を開示する。方法を示す、鼓舞する、認めてあげる、工夫や創造を引き出す、時間や期日で仕事をしてもらう、といった事がどうしても必要になります。
活度の低い組織に入ると、人材はいるのに成果が上がっていない事がありますが、それは多くの場合、マネジメント不在、放棄から発生している現象であることがわかります。
あるべきマネジメントシステム※、そして誠意のあるヴィジョナリーなリーダーの存在が不可欠です。やる気になる組織、成果のあがる組織のための必要十分条件です。
※HRM、医療ツール、モニタリングシステムをいいます。