よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

強くなるために

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 あれもやりたい、これもやりたいと思います。しかし、実際にはあれもできていない、これもできていないという現状にあります。
 いま、大切なことは強みをみつけ、徹底的にそれを伸ばすこと。足元を堅める必要があります。

まずは、強みは自分のなかでの強み(主観的強み)を認識することで足ります。
本当に好きなことが強みになります。
 
 本当に好きなことであれば、寝食を忘れてそれに没頭できる筈です。そうすれば必ずいつかは本当に強くなる。いつかは、では納得できなければ、いつまでにに変わろうと期日を決め行動すればよいのです。
 
 そこまで好きでないことは、強みに入らないかもしれません。

もちろん、人よりも長けていることは強みです。
長けているかどうかも自分できめればよいと思います。ただ、主観的だけではなく、客観的に評価されれば真実に近づきます。
どれだけの評価を得られるのか、常に他人の目にさらしていくことも必要です。

客観的レベルの評価を得て(客観的強み)、それよりも上に目標を設定することが大切です。
 
 これが自分の強みなんだと思い、さらに伸ばそうとして行動することで、より強い力になるからです。
 
 ということで、好きなことと、うまくできると思われるものを見極め、それに力を入れることが強い自分をつくる第一歩です。

そこから絶対的に高い評価を得ることができるように、それらを高めていく。これが第二段階です。
少しでも誰かから高い評価を得ることができるようになれば、自信を持てるし、誇りをもてます。それは自分の仕事の軸になり、また生活の軸になります。
 
 趣味が認められて仕事になるということもありますが、一般的には仕事のなかで成果をあげて、評価され登用されるということのほうが多いでしょう。
いまの仕事を一つ一つ強みにして成果を上げ、認めてもらえるようレベルを高くしていくことが必要です。
 
 第三段階はその道のスペシャリストになること。独立していても組織にいても、この段階になれば、間違いなく自立できています。一目置かれることや、実はそのことで「飯が食える」といった状況もつくれます。

ここまでくれば、さらにそれを深堀りするか、水平展開するかを考えることができます。一つの強みを核として、連関した領域において次から次へと自分を成長させることができるようになります。まさに、自信をもって強い自分をつくることができる段階です。

力があるのに発揮できない、メンタルな問題があるケースも、十分に考えられます。他の心配や健康の課題があるときには、それらを事前に改善する必要があります。ただ、本来はこれらは日頃から留意し、そうならないようにしておくことが大切ですし、そうできるようにセルフコントロールしようと思うところから、自分を精神的に強くする闘いが始まっていくのです。

必要なことは、ささいな好きなこと、ちょっと人よりできることを見つけ、徹底してそれらを深堀すること。これができれば、誰でも可能性をもつことができます。多くの仕事でうまくいった人をみていると、努力を人の何倍も行うだけではなく、紆余曲折はあるものの、これと決めたものに力を入れて一点集中、一点突破を図っています。
 
 日々懸命に仕事に取り組むとともに、到達点を決め、いまをみて、何が不足しているのかを評価したうえで、計画的に何かを継続する。前述したように、そしていつまでに何を達成するのかといった期日管理を行うことが有効です。
 
 選択と集中をすること。これからの時代、この状況をつくれる人でなければ、時代を乗り越えていくことが難しいのではないかと考えています。不安定な時代。まず自分が強くなることを考えて、行動する必要があります。
 
 なお、そうはいっても現実的には、好きではない、また得意でもない仕事もしなければなりません。他のものすなわち、好きでもない、長けてもいないものについても、仕事として、義務として、役割としてしっかりとよい成果をあげていかなければなりません。集中と選択の対語は捨象(捨ててしまうこと)ではないことも理解する必要があります。
 仕事は仕事で網羅的に役割を果たす。しかし、自分の時間には、好きなことや比較的長けていることを行い、さらに力をつける、という意味での集中と選択です。そうしたものの中から、興味のあることや少しうまくできるものが出てくることもあり、侮れません。
 
 いずれにしても、好きなものと、(比較的)得意なものを明確にして、それを伸ばし、成果をあげてスペシャリストになるといった一連のながれをイメージし、第一歩を踏み出すことが求められます。