よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

コミュニケーションの力

 

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自立している仲間は、それぞれのミッションを果たしつつ、いつでも意思を疎通させることができます。思考の傾向や進む方向が同じ領域にあることで、信頼し合える関係にあるからです。

彼らは自分の成功のためには、他者との関係作りが不可欠であり、協力し、また補完しつつ仕事をすることが当たり前という環境に自分を置いています。

一様に、相手のメリットを考え、そして自分の成功を考える。相手を思う割合が高い人も低い人もいますが、相手の状況を視野にいれずに成果を求める人はいません。そうしたとたん、仲間から外されるからそうしないのではなく、もともとの属性からそうしないのだと思います。

礼儀や礼節、思いやりをもち、自己犠牲について、一定程度の許容範囲をもって社会で生きている層の人達です。良いことをしようという想いがビジネスにも、個人の付き合いにも現れています。

そう振る舞わなかった(振る舞えなかった)人がたくさん節度ある社会から撤退していったことも彼らの戒めになっている人もいるでしょう。

ビジネスには厳しく、しかし仲間には優しく、よい仕事をしたいという意欲をもつ人間関係をつくる人は総じて品がいい人なのだと思います。

前置きが長くなりました。それでコミュニケーションの話です。彼らはみな、コミュニケーションがうまい。
必要があれば、常にコミュニケーションをとります。関係づくりのためには、双方のコミュニケーションが不可欠です。

何かあれば、話しをする。報告、連絡、相談はなにも組織のなかだけではなく、社会全般において必要なものであるということなのだと思います。

想いがあれば伝えていく。当たり前ではありますが、先ずは誰からも一目置かれる力をつけ自立し、そのうえでの相手の立場を尊重したコミュニケーションが意思疎通の前提になると、再認識する必要があります。

 

人は一人では生きていけません。コミュニケーションをしっかりとり、相互理解と支援し合える関係をつくり、お互いのやりたいこと、やらなければならないことができるようになると良いと考えています。