よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

地域完結型医療(7)地域連携コンサルティング大特集(1)

 我々が実施している地域連携のコンサルティングのプログラムは以下のものです。

1.地域連携においては、以下の事項を実施することが必要です。
   ①院内実施事項
   ②院外実施事項
   以下説明します。

2.内容
 (1)院内実施事項
   院内実施事項は次に区分されます。
   ①紹介患者の取り扱い
   ②指定がない場合の担当医師の決定方法
   ③紹介状の管理
   ④返書の作成及び管理
   ⑤情報提供書の作成及び管理
   ⑥紹介・逆紹介指標の管理
   ⑦特定療養費の設定シミュレーション及び管理
   ⑧逆紹介シミュレーション及び管理
   ⑨診療所及び病院データベース作成及び管理
   ⑩HP等プロモーション管理
   ⑪連携関連資料作成及び管理(連携プレート及びシール配付管理)
   ⑫院内科別戦略決定(疾病管理をも含む)
   ⑬戦略徹底のための方法検討(人間ドック・健診有効活用、機器開放、病床開放、登録医〔擬似〕    設定等を含む)
   ⑭連携先評価データ管理
   ⑮巡回データ管理
   ⑯救急救命士教育プログラムの組成及び運用
   ⑰医局への連携意識醸成
   ⑱カンファレンス実行企画立案及び説明
   ⑲指標管理
   ⑳その他

  院内で上記が実施されていなければ、少なくとも外部に対する営業活動を開始することができませ  ん。まず上記ひとつひとつの管理が重要です。

  実は、上記ひとつひとつにとてもいろいろな意味があります。(続く)。