走って過ごす時間も、とどまって過ごす時間も同じように経過します。
努力をして費やす時間も、努力をしないでただ費やす時間も同じです。
何をしてもしなくとも、時間は公平に過ぎていきます。
時間を行動の指標としている人と、そうではない人の時間も同じように消費されます。
価値観の問題もあるでしょう。慌しいことの嫌いな人もいるでしょう。しかし、医療従事者はプロとして自らの力を向上させ続ける義務があると考えます。患者さんを守るために選ばれた人だからです。
自ら進んでその職業に就いたにも関わらず、同時に使命をもって選ばれたことを知らない医療従事者が多くいることを心ある理事長や院長はなげいています。
しかし、彼らの思いを無理やり変容させることはできません。
最後に責任を取らなければならないのは唯一自分であることを気がついた者が、今の仕事に疑問をもつ、
行動に満足せず、事を起こすことを祈ることしかできないと考えます。
ただ、感受性は持って生まれたもの、環境や経験によって培われたもの。急には変われないという考えには組したくありません。
多くの良心をもった医療従事者とともに歩むことを自ら望む方々と病院改革を共に行なうことが我々の願いです。