よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

どのような環境変化にも柔軟に対応できる体質づくり

午後は、我々の監査法人(医療法人のコンサルティングをやっている会社とは別)で株式上場準備を行なっている企業に訪問しました。

本当は来年の上場を迎える予定で進んでいる会社ですが、社長が、
1.営業担当者社内教育制度
2.賃金体系
3.評価制度
といった部分について、内部体制を整備できていない部分があり、これらを整備してから上場を申請することが適当ではないかという気持ちになてtきたという話がでました。営業的には一定の利益を出すことは可能であり、ある意味ぎりぎりでも新興マーケットには上場できる会社です。

しかし、改革を進め実質的にどのような環境下においても変化を乗り切っていける体質をつくりあげることこそが今必要である、という思いはより理解できます。これは一般の企業のことではありますが、病院においてもやはり実質的な体質づくりに目を向けず、収益収益といっている病院はどこかで無理がきてしまいますし破綻します。本来、病院は何をするところなのかというった原点に返るなかでの日常が求められます。