よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2005年を振り返って(1)

今日は福岡のコンサルティング先を訪問しました。
来期の経営方針書の作成を依頼され、役員会にて発表されました。
トップの意向を受けて作成した、トップの年頭所感は次のものです。病院においても参考になると考えますので、ここに掲示します。

2005年は変革の年でした。

国政においては、自民党の劇的な勝利によって、郵政民営化を旗印とした小さな政府を目指した行政改革構造改革がスタートしました。

呼応するように、当社においても、拡大したグループ各社の再構築を敢行し、財務経理の陣容を整え、監査法人による会計監査を行い会計制度の再構築を行うとともに、新たな人事制度の導入を実施するなど、本部集中管理の体制のための改革が始まりました。

本経済に回復の兆しは見えるものの、本格的な回復を確保することはできず、未だ日本経済は破綻の危機に瀕しているなかで当グループは、皆さんの努力の結果順調に業容を拡大し、新たな時代を迎えることができました。当グループは、建築や請負に関わる人材派遣業を通じ、日本経済の活性化に大きく貢献してきていると確信しています。

しかし、我々の理想は高く、計画に比してまだまだ満足できる状態となっているわけではありません。

より付加価値の高い事業展開を創造することで、取引先の要望に的確に対応していかなければなりません。我々には、昨年から実施してきた体制整備を踏まえ、基礎とし、人材の育成や合理的な仕事の仕組みの構築を継続することで、取引先が満足する最高の品質に裏付けられたサービスを提供していくことが求められているのです。

過去の業績や現状に甘んじることなく、各社幹部や社員全員は、精進に精進を重ね、研鑽を積み、徹底的な創造活動を行うことによって多くの取引先の期待に応えていかなければならないと考えます。

ここに提示される経営方針の遵守や、経営計画の達成を通じ、次の世代に引き継がれる質の高い仕事を創出し、国家や取引先のために尽くしてくことを決意し、新たな活動のスタートとすることが必要です。燦然と輝く栄光の年をつくりあげるため、グループ全社一丸となって闘ってまいりましょう。