よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

按摩治療の病院と北京大学附属病院(2)

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 中国といえば漢方といった考え方は、はっきりいってまったく間違いであることがわかりました。按摩院では漢方での治療は行っているものの、北京大学ではまったくの西洋医学での対応です。複合医療といった考え方もありません。

 漢方医は就職もできないという話でした。
 したがって、どうしても西洋医学のほうに医師もながれ、現在漢方医で有名な先生は、みな年配の方になってきているようです。ただ、按摩院ではつぼに沿ったマッサージをするのであり、また針も利用し、服薬対象は漢方ということで、古くからの方法による治療に専念しているのでした。

 妊婦が薬を飲めないときにマッサージにより、肩こりや腰痛を治療することや、前述のように小児麻痺の子供のマッサージをすることで高い治療効果をあげている事例など、漢方的治療でも効果はあることは間違いありません。
 ただ、按摩院の地下には電気治療室があり、沢山置かれたベッドに電気治療器がならんでいるのにはちょっとびっくりしました。
 
 人民病院、すなわち北京大学附属第二病院の他に病院が2つあるようですが(詳しくは判らなかった)
そのうちの一つの病院をみつけました(と通訳の郭さんは話していました)。中国は妙に男性と女性をわけるようで、診察室も男性用と女性用に分かれているのにはびっくりしましたが、病院自体が北大医院男科中心(北京大学病院男性科センターみないなもの)となっているのにはびっくりしました。病院も男と女を分けているのです。

 なお、他にも北京には大きな病院が沢山ありました。次の写真は北京中国医院です。


「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」