黎明のとき

　朝早く起きることは、私にとってとても辛いことです。しかし、季節が移り変わり、真っ暗で星が瞬くほどだった早朝が、少しずつ明るくなり、同じ時間でありながら朝日が辺りを照らし始めるようになると、辛いはずの朝もなんなくクリヤーできます。

　また、５時になりたての電車の乗客も、心なしか顔が明るい気がするのです。

　とりわけ今日は東京にいても、郊外で仕事をしていると勘違いするほどの爽やかな風が窓から流れ込んできます。さきほど打ち合わせも終わり、これから次の仕事に取り掛かるには、気持よすぎる季節になりました…。

　よい朝を明日も迎えることができるよう、心地よい季節のなかではあるけれども少し緊張してこれから次の仕事にとりかかりたいと考えています。