よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

マリオットと名古屋DPC勉強会

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 6日の土曜日は、名古屋でDPCマネジメント研究会の名古屋勉強会が、伏見の施設で開催されました。14時からの3時間半でしたが、とても内容の濃い、よい勉強会でした。

DPCをベースに多くの病院が業務改革や医療内容の再構築をしていることはよく理解していましたが、話を聞けば聞くほど、多くの病院が苦労をして、改革を成し遂げていることに感動しました。

なお、厚生労働省は、本気でDPCを導入し、徹底していくとの姿勢があり、それをにじませながら松田班の藤森先生がDPCデータを高度利用しようという話もでていました。

今回の勉強会を私見で、整理すると
①データを臨床に利用して自院の治療内容を精査して欲しい

②DPCによりアウトカムが重視された機能評価係数になる

③日赤はフランチャイズ、付加価値の再配分は各病院に任せら得ているが、例えば足利では診療情報管理士をとると報酬が4号俸あがるとした

③医事課がポリシーをもち、DPCデータを分析し情報を医師に伝える

④データの作り方が難しかった

⑤DPCにより医療の質を向上させる

⑥公的病院は事務の責任者が短期間でしか勤務しないため、改革がなかなか進みづらい
といった意見です。
ある部分、秘密の部分について話をしていただけなかったところはありますが、おおむね、このような会合がたくさん、頻回に開かれることが望まれます。

いずれにしても、政治が不透明で、経済は不活性。民族紛争や覇権争いで世界平和は脅かされ、日本も世界もやばい状況で、医療は一人がんばらなければならないと決意しました。

で、帰りにマリオットによりました。ホールにとてもきれいな花が展示されていて、それもたくさんの種類の花があり、あ~これが日本のそして世界のそして地球の縮図ではないかと思い、少しは心が癒されました。

とはいうものの、花を愛でていたのはほんの瞬間で、そのあとは新幹線に飛び乗り東京に戻ってきたのでした…。