北京には思い出があります。
いくつかのエピソードをブログでも以前に書いたかもしれませんが、展示会を観に昨年北京を訪れたときのことです。政府関係者や大学の医師などにお会いして、中国の医療や介護を垣間見た経験でした。そのときの印象がいまの仕事にとても役立っていることは間違いありません。
すでに鳥の巣はできつつあったのですが、あまり北京のオリンピックには興味がありませんでした。あくまでも病院のオペレーションや介護事情を知ることがとても勉強になり、本当によい経験をしたのだと思います。
で、もうひとつ印象に残っているのが、万里の長城です。よくこんなものを人間がつくれるなという思いだけではなく、実際に自分で場所場所の頂上にまで駆け上ったときに、その危険な傾斜にびびったことがあるからです。また、歩いても歩いても踏破できそうもない道のりのなかさが目に焼きついてもいます。
いままで中国のいくつかの都市を仕事で訪れていて、いろいろ印象はありますが、やはり万里の長城が一番記憶に残っているのです。
高い壁や遠い道のりに直面するとき、万里の長城を思い出せば、何もつらいことはないと思います。