起案とは、案を作成し、上位職位者の決定を求める行為や提案をいいます。もともと、権限を委譲されている職員であれば、その職員の判断で業務を行うことができますが、そうではない、何かを決裁する権限をもたない職員は、ある事をして良いのか、良くないのかを上司に判断を仰がなければなりません。
そのときに、口頭にしても伝票にしても、また書類であっても、何かをしなければならない誰かは、上司など権限を持つ者に、これをしてもよいでしょうか、と伺いをたてる必要があります。
それを起案といいます。医師や上司に連絡をして指示を受けるときも、確認のためにチェックを受けるときも「起案」を行う必要があります。いわば「伺いをたてる」といったことで覚えておくとよいでしょう。
病院において、起案権限をもっているものが起案をする、ことができているのかの確認が必要です。