よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

部門別損益と指標管理について

以下はある病院で、説明した管理会計についての資料です。1.はじめに 現在、部門別損益計算については、課題はあるものの、全体の体系についてご説明し資料の収集を継続してご依頼しています。配賦基準についての考え方についても弊社担当者からお伝えして…

日本を捨てたものではないと思えるようになるために

最近思うことは、いくつかの国を訪問して、人間は皆同じということです。 国や文化が異なる、あるいは経済が異なると、異なる思いをもった人間であるかのうように思いがちです。 なぜこの議論をするのかというと、日本のホスピタリティについて取りざたされ…

クリティカルパスは業務改革の重要なツールの一つ

クリティカルパス作成のメリットについて、ここで説明するまでもなく医療従事者であれば理解をしていることです。 ただ、場合によって、そのメリットを理解していないために、パスが作成されないということもありそうです。 厳しい医療環境が続くなか、いや…

病院管理会計がなければ病院は残れない

管理会計とは財務会計と遂になって説明される会計の区分です。財務会計が報告のための会計であるのに対し、管理会計は文字通り管理のための会計です。 管理とは、予算実績管理であったり、その前提となる減じ決算であたたり、さらには部門別損益計算、診療科…

病院が今行うべきこと

ご承知のように、日本経済は瀬戸際にきています。悲観主義者ではないとしても、明らかにやばいと感じます。医療は、経済や人口に影響されるのは間違いがなく、景気が悪くなったり患者が少なくなればどうしても小さくしていかなければならりません。 しかし、…

何かを変えていこう

業務改革を進めるためには、広く社員全員から改善提案を継続して募集していく必要があります。 改善提案制度を導入するためには、前提として業務マニュアルを整備する必要があります。現状の仕事をすべてガラス張りに(可視化)して、そのなかで工夫すべきも…

リーダーシップが組織を変える

院長村田先生です。新病院建設を2年後に控え、この数年より高い質の提供を目指した病院づくりにまい進していらしゃいました。 院長の元には優秀なスタッフが集まり、それぞれの考えをしっかりと持ちながら、立場立場で新しい取り組みをしてきています。 病…

日本の現状とこれからの医療

理事長からのご依頼で、夕方からコンサルで訪問している病院の医局で医師に対するセミナーを行いました。 十数人の医師が、経済環境や厚労省の考え方、そして自院の役割をしっかりと認識し、ヴィジョンをもって日々の業務に就いてもらえればというのが理事長…