よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

デューデリチーム物語(2)

 銀行の不良債権処理、そして事業用ビルの購入、居住用のマンションのバルクでの投資、さらに商業施設と不動産ファンドの投資先が広がり、ついに米国のリートの3~4割が病院であるように、日本でも投資が病院に向けられてきたということになります。
 
 どうしてもマネジメントを強化して収益をあげ、利益をあげることで投資資金を回収しようとするため、マネジメントの強化としてコンサルティングの依頼が我々に来る、ちうことになります。我々はあくまでも医療の質を向上させ、増患する。受け入れののための仕組みづくり、スタッフの育成、医師が働き易い環境づくりを行うことがミッションです。

 あくまでも結果としての利益、病院が患者に選ばれた結果としての利益やキャッシュを確保することが帰結であると考えています。それはひいては職員の処遇改善や施設の充実をもって地域医療に貢献することである。

 放置すればなくなる病院を救うということは傲慢であるかもしれない。厚生労働省の方針には反するかも知れない。しかし、そこには患者が入院しているし、介護の利用者が入院しているということも事実であり、我々がなかに入る理由になっています。

 本当にできるのか、自分達がそれをして良いのだろうか。そしてこの病院を職員とともに活性化できるのか、いつも自問自答するなかで、マネジメントのコンサルティングに入ります。

 我々の経験や知識や知恵が少しでも病院の役に立つのであれば、我々は従来から主とした顧客である急性期病院だけではなく、こうした環境で疲弊し、まさに倒れようとしている療養型病院を対象としたコンサルティングに入ることを躊躇しない、と決めました。

 医療従事者ではない我々が少しでも医療機関に貢献できるのであれば、こうした活動を心あるファンドとともに、できるかぎり続けて行きたいと考えています(続く)。

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