よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

街の活気と医療

詳しく国民意識を調査したわけではありませんが、香港の人々には活気があります。 九龍の香港島を見渡せる海岸には、香港生まれの映画スター、ジャッキーチェン映画の撮影現場を模した銅像がつくられていますが、これも活気を印象づけるモニュメントです。 …

香港病院視察

香港で、知人が脳梗塞で倒れたとき、驚くほど低いコストで公的病院での手厚い医療を受けた話を聞きました。香港では富裕層はプライベートな病院に高いお金を出して診療を受けるけれども、公的病院にも多くの優れた医療があり、お金のない、あるいはお金をか…

医療機関の一つの課題

病院という組織は、自己利益優先、セクショナリズムが他の組織より顕著だと思います。確かにプロフェッショナルの世界であり、それぞれの職種のどれが欠けても病院は機能しません。もちろん、メインは医師であったとしても、看護師がいなければ、コメディカ…

医療と地域産業振興

今日、北海道の医療関係の方と話をして気がついたことがあります。地方人口が減少すると病院が一つ、また一つと破綻。 医療がその地域からなくなると、それをきっかけとしてさらに人口が減りはじめる。医療と人口の関係は密接で、少なくとも最後の砦の病院が…

DPC病院の利益増加戦略

患者別疾病別原価計算を行っているDPC病院があります。すべての患者の疾病別の日々の利益が計算できます。DPC病院は、「診断群分類に基づく1日あたり定額報酬算定制度」をDPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination / Per-Diem Payment System)採用する病…

病院の教育について

会社は学校ではない、といった著名な経営者がいましたが、病院には教育制度は不可欠です。病院の職員は医療に携わる専門家であり、それぞれの領域で専門知識が必要な職についているからです。 医師は言うに及ばず、看護師、コメディカル、そして本来は事務職…

この時期はなんといっても経営方針

4月から新事業年度が開始される多くの病院で、3月の経営方針発表に向けた活動が行われています。 組織が機能するためには、組織構成員の意識を一にする必要があります。人がどのように成果をあげるのかに組織のパフォーマンスが依存するからです。 当たり…

部門別損益計算のレクチャー

今日は、病院で中間管理職の勉強会をしました。サマリーを書きます。 部門別損益計算は管理会計の一部です。管理会計には月次決算や、指標管理、部門別損益計算や、患者別疾病別原価計算、投資経済計算、予算実績管理などがありますが、現状を可視化し、何が…