よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

もう一度原点に。常に原点に

日々の行動と医療

成熟した組織で働く者は、安定したなかに身を置くことが多く、改革を行おうとする環境的な要因が不足するため、行動が急進的になりづらい傾向があります。 しかし、切羽詰まった組織においては、あれもこれもやらなければ生き残っていけないため、あらゆる改…

ベトナム医療事情(2)

ホーチミンで一番のビルは(68階建て・262m)の、ビテクスコ・フィナンシャルタワーです。香港のICCが高さ484mで、地上118階建ですから、その半分以上はありますが、まだまだという感じがあります。ビルの高さが国力を示すというわけではありませんが、こ…

ベトナム医療事情(1)

ベトナムホーチミンシティのトゥヅゥ病院の医師で滋賀大学医学部に留学経験のある小児科医ニー先生です。 ベトナムは国民の平均年齢が27.4歳であり、35歳以下の国民が70%というとても若い国です。この病院は、年間5万人の出産があり、したがって、…

夢を分解して一歩づつ

夢のない人生がいかに寂しいものだということに、気が付く時期があります。 毎日を何気なく過ごすのであれば余計そにうした思いになるし、懸命に生きて、毎日の仕事に忙殺され、その日ぐらしをしても同様の気持ちになると考えます。 これだけは成し遂げたい…

定量化な生き方

感性や感覚はとても大切です。閃きや気付き、予感をもって生きることには大きな意味があります。 しかし、生まれつき余程の霊感のある人でなければ、経験や知識、体験なくして、そうしたことだけで生きていくのは、明らかに困難です。そこには判断の背景とな…

幸せの定義

毎日慌ただしくして、一日を懸命に過ごすのに精一杯だと、何が幸せなのかを考えます。 よほど健康で生活に心配がない人で、身に降りかかる災難がまったくなく、かつ仕事も家庭も、環境も申し分ないのであれば、幸せなのかとも考えます。 しかし、そんな人で…

柔軟性ということについて

仕事にしてもプライベートにしても、環境変化にある程度柔軟に対応できる人が成果をあげることができます。これはポリシーを捨てるということではなく、また自分を表に出さないということでもなく、さらには優柔不断ということでもありません。 柔軟とは、「…

別れと変革

私には、過去にいくつもの別れがありました。親戚や友人、仕事仲間、顧客の方々です。 自然の摂理による別れは、自分もそうなることが定めである以上、後悔を引きずりながらも、仕方がないと割りきれる時が来ますが、他の別れのなかには、誤解や勘違い、そし…

だらだらからメリハリに

ややもすると、怠惰な方向に行きがちな自分を真っ直ぐな道に引き戻すのは、とても骨がおれます。 目覚ましが、鳴ってからしばらく起きれないことや、電車のなかで本を読めないことから始まり、仕事の期日を自分で設定してしまうこと、食欲の虜に鳴ってしまう…

強くなるために

あれもやりたい、これもやりたいと思います。しかし、実際にはあれもできていない、これもできていないという現状にあります。 いま、大切なことは強みをみつけ、徹底的にそれを伸ばすこと。足元を堅める必要があります。 まずは、強みは自分のなかでの強み(…

勢いをつくる

勢いは、どのようなときにも必要なものです。勢いがあれば、どのようなことにも積極的に取り組んでいくことができます。勢いをつくりあげるためには、心からの情熱が必要です。 もちろんん、切羽詰まった時にあせる、そして懸命に頑張る、といった状況も、大…

業務改善は組織運営の帰趨を決す

業務改善の視点には、2つのものがあります。一つは、仕事の仕組みに関することですし、一つは個人の技術技能に影響するものです。前者は、 (1)同一業務のいくつかの手順を同時に行えないか (2)複数の業務で関連するものを一緒に行えないか (3)同…

誉めること誉められること

社会や組織において、誰かを誉めることにはいくつかの効用があります。以下説明します。 誉めることには、2つの区分があります。一つは心から誉めること、二つ目は意識して誉めることです。 前者には3つの着眼が、そして後者には2つの着眼があります。 …

生きることと活きること

毎日朝、自宅の玄関で靴を履くとき、これから一日が始まるという気持ちになります。毎日、0時を廻って自宅に帰り、目覚ましをセットして、時間が来れば目覚め、洗面をして着替え、朝食をとり、靴を履く。 毎日の目標ややるべきことが決まっているものの、と…

小さい社会に学ぶ

午前中は医療や介護から離れて、監査のため幼稚園に行きます。 園長は代々幼稚園を運用する学校法人の理事長の養子になり、学校法人を継続している、ある意味貴重な法人です。理事長はすべてを幼稚園にかけるため結婚しない掟があり、代々養子を続けること…

時間は自分に与えられた唯一無比の管理可能な資源である

時間をどのように使うのか、使ってしまうのか。人は自由に自分の時間を管理できます。 もちろん、さまざまな制約により、自分が思うように自分のしたいように時間を使えないことが多くありますが、元をただせばそうした使い方をすることも自分で選択したこと…

自分で行うメンタルケア

何かの刺激があると、心はあっという間に影響を受けます。静かだった心も乱れるし、落ち込んだり、心配したり、悩んだり、また、逆に昂揚したり…。あとで考えればなんでもないことが、そのときには大きく環境から影響を受けることになります。 先日も、私に…

小さな勇気

何か始めるとき何かを続けいくとき小さ勇気が必要です。大切なんだな、これが。 勇気を出してスタートすると、なんて気持ちいいんだろうって思えるけど、なかなかいろいろなexcuseをして、やらないことがあります。 でも、今は、やった人とやらなかった人の…

タイムマネジメント

タイムマネジメントがはやりです。時間をコントロールし、生産性をあげることで同じ仕事を短い時間で、あるいは同じ時間でより付加価値の高い仕事を行うことを目指します。 タイムマネジメントを行うためには、組織における仕事のながれが明確になっている…

ある病院でのマニュアル作成にあたって

マニュアルは、私たちの業務を目に見えるようにするための道具です。目に見えることにより、仕事が正しく行われているかどうか確認を行ったり、改善するポイントがないかどうかを探す、そして仕事の手順やノウハウ、必要な知識や患者さんに対してどのように…

よい医療を目指すためのある病院の取組み

病院が救急搬送患者さんの受け入れを断らないようにしていくためには、自治体の取組みや病院の体制づくりが必要です。どちらかというと前者に大きな比重があります。 これは何かあると取り上げられる問題ですが、いまの医療の現状をとても明確に表しているテ…

業務改善提案はクリエイティビティの原点だ

私のクライアントの病院では業務改善提案制度の導入が盛んです。方向を示し、方法を教育し、評価し、報償する(提案サイクル)ことで職員一人ひとりの創造性や工夫を喚起、提案を受けるものです。 医療機関では従来から、提案箱といったかたちでの提案を採用…

変わるときはいま

いくら。よい設備や建物があったとしても、医師、看護師、コメディカル、事務の方々、一人ひとりの高い意識、的確な行動、そして内外での連携がないと、病院では、なかなかうまく成果をあげることができません。 このような、当たり前のことが、最近つくづく…

ともに闘う仲間を大切に

私には志を同じくする、あるいは同じ方向で生きている友人や先輩、仕事の仲間が多数います。 彼らの人生すべてをともに過ごしているわけではありませんが、考え方や行動様式が同じところが随分と多くあり、分かり合える関係です。 一様に彼らは利己的ではな…

成果をあげるために

今日、クライアントの社長と昼食をいただきながら、いろいろな話をしました。彼は30年前に独立して、従業員50人の不動産会社を運営しています。 時代を読み、時代とともに事業を拡大してきました。彼は、この一年ほど引退をよく口にしていました。教えて…

新しい事業年度を迎えるにあたり

また桜の咲く時期がきました。いままで、あまり花見というものをしませんでした。桜の花の美しさや、咲き誇る空間の艶やかな雰囲気や臨場感はTVをみていてもしっかりと伝わってくるからです。そうはいっても、今回、機会があり、井之頭公園に花見に行ってき…

挫折に慣れることの回避

挫折することに慣れてしまうと、挫折することが嫌いではなくなるようになる気がします。とても恐ろしい。 挫折を知ることで、そのときの苦しみや、悲しみ、悔しさを感じ、それをスタートとし次に進めていくことができなければ、挫折をしないほうがいい。挫折…

リーダー育成の方法

まず、中間管理職のリーダーの育成には、全般的な対応と、階層別の対応が必要です。全般的な対応は、病院の活度をあげること。すなわち、ヴィジョナリーなテーマを提示し、戦略化させ期日までに何かを達成しなければならないという達成目標や切迫感をもたせ…

さまざまなリーダーの存在

一定の課題を提供すれば、驚くほど力を発揮するスタッフがたくさんいます。それが病院です。いままで多くの病院のなかで、スタッフと一緒に仕組みをつくりあげてきた経験からして、阻害要因さえなければ、多くのスタッフは前向きで、積極的に何かを変えてい…

クリティカルパスの機能

ご承知のようにクリティカルパスは重要な経路という意味で、もっとも早期に治療ができる計画を、カレンザンダーが1980年代に完成させたものといわれています。 多くの病院がパスを導入し、一次パスから二次パスと進化させている環境があります。当初は指…