2013-01-01から1年間の記事一覧
(JCIジャカルタ病院のICTの取組み) 時代のながれや医療制度改革の方向をみていると、医療は常に改革を継続していかなければならないことに気が付きます。 よい医師がいて、よい看護師、すぐれたコメディカルや事務スタッフがいる病院は、そうしたことがそ…
(ジャカルタJCI病院視察) 私は、高校生のときに、こうなりたいと思った職業についています。ほぼ、そのときの思い通りの人生を生きてきた気がします。 もちろん医療や介護の仕事をすることについては、当時考えても見ませんでしたから、100%というわけで…
病院において説遇を考えるときに、もっとも必要なことは患者さんへの思いです。しかし、思いだけで接遇が完成するわけではありません。そこには、接し方の技術が必要です。態度や言葉遣い、姿勢や対応などは、技術の一部です。今の接遇研修はそこを狙って行…
タイムマネジメントは、時間をうまく使い成果を上げることが、目的となっています。 しかし、前提として忘れられがちなのは、仕事の仕組みと個人の技術技能向上です。 仕事の仕組みがあるべきものになっていないときに、時間の効果的な使い方ができるはずも…
最近、クライアント病院でセミナーをを開いていただくことが多くなりました。ブランディングのためです。 本日、クライアント病院の第一回のセミナーを開催します。林間病院の岡田院長のお話が始まります。 テーマは「地域ね根ざす精神科病院にできる事」で…
ブランドとは、ある対象物に対する安心信頼信用を創ること、又はそのプロセスをいいます。 あらゆる組織はブランディングが必要です。ブランドには訴求力があり、対象に対する顧客の執着を得ることができるからです。医機関も例外ではありません。 では、ブ…
私たちは、一度にたくさんの仕事をこなさなければならないときがあります。 そのときにただ漫然と仕事をすると、すべてをこなしきれないことになりますし、新たな仕事をさらに追加するなどということは論外になります。 結局のところいつも忙しく、そしてい…
病院の組織は見事に縦割りです。医局があり、看護部があり、コメディカル、そして事務部があります。それぞれの役割を果たすために、各部署スタッフが目標、目的を持って機能を果たす組織ができあがっています。 しかし、実際のところ、組織の質をしステマテ…
私の尊敬する医師のなかに、ERにいたのち、内科医としていくつかの病院を周り、病院の幹部になり、さらにクライアントの病院に転勤してきた医師がいます。 彼は、いつも穏やかで、冷静です。救急車もすべて受けて、自ら診察し処置をして、最適な手段により次…
少子高齢化や経済不活性を原因として、日本の財政が逼迫するなか、医療費や介護給付の原資を確保することが困難となってきました。厚労省は病院の機能分化や平均在院日数短縮を以って病院病床削減の方針を出しています。 急性期は急性期らしく、慢性期は慢…
ある病院での教育委員会運営のためのミーティングでの内容です。一部を提示します。 厳しい環境を乗越えるために、教育を行うことが各病院の大きなテーマになっています。職員からみればこの環境下においてプロとしての自らの力を身につけることができなけれ…
先日、銀行及びハウスメーカー共催のサ付き住宅のセミナーを行いました。この類のセミナーは既に20回ほど全国で行っております。 厚労省は、機能分化と平均在院日数短縮により、病院病床の削減を行うということを、医療制度改革の柱としています。 いうま…
クリティカルパスと実際の治療の差についてはバリアンス(標準からの逸 脱)として把握し記録し、管理することが必要となります。日数バリアンス とアウトカムバリアンスがあります。 クリティカルパスを運用する段階では、パスを活用した原価計算に踏み込 …
成熟した組織で働く者は、安定したなかに身を置くことが多く、改革を行おうとする環境的な要因が不足するため、行動が急進的になりづらい傾向があります。 しかし、切羽詰まった組織においては、あれもこれもやらなければ生き残っていけないため、あらゆる改…
もう既に今年は6月を明日で終わり、平成25年の後半の時期を迎えます 何とかしようと焦りながら抗い、闘いながら時間が過ぎていく。振り返ると思った通りの成果があがっていないいことに愕然とします。 そうであっても、私たちは歩みを止めることはできま…
ホーチミンで一番のビルは(68階建て・262m)の、ビテクスコ・フィナンシャルタワーです。 香港のICCが高さ484mで、地上118階建ですから、その半分以上はありますが、まだまだという感じがあります。ビルの高さが国力を示すというわけではありませんが、この…
ベトナムホーチミンシティのトゥヅゥ病院の医師で滋賀大学医学部に留学経験のある小児科医ニー先生です。 ベトナムは国民の平均年齢が27.4歳であり、35歳以下の国民が70%というとても若い国です。この病院は、年間5万人の出産があり、したがって、…
徹底的に、他人(他者)に優しくしようして、あれこれ相手の気持ちを考えたり、あのときにこうすればよかったと思い悩むことがあります。周りに気を遣いすぎ自分の力量を超えてしまうこともあります。 自分がやるべき事もできずに、他のために行動できるのか…
昨日、約束の時間に間に合わせるため、ミーティングが終わるや否や慌ててタクシーで、ある地方駅に急ぎました。なんとかぎりぎり間に合い胸を撫で下ろし、おまけに席にも座ることができ、安心して電車で移動していました。 と、突然二三駅を過ぎた頃に、通過…
その都度考えながら、何かをすることを手作りといい、決まったやり方で行うことをシステムといいます。 手作りは、その都度の対応ではありますが、ものにもよりますが、例えば一つ一つが熟練者の手によりその場でつくられるものであれば、高いレベルのなかで…
自立している仲間は、それぞれのミッションを果たしつつ、いつでも意思を疎通させることができます。思考の傾向や進む方向が同じ領域にあることで、信頼し合える関係にあるからです。 彼らは自分の成功のためには、他者との関係作りが不可欠であり、協力し、…
私にはたくさんの尊敬する人たちがいます。ある人は病院の幹部であったり、介護事業者のトップであったり、一般会社の社長であったります。また、そのほかにもたくさんの仕事上の関係者や友人、私の会社のスタッフにも尊敬できる人はいて、彼らからもいろい…
感性や感覚はとても大切です。閃きや気付き、予感をもって生きることには大きな意味があります。しかし、よほど凄い霊感のある人でない限り、判断の背景となる確たる確信を生むためのエビデンスや、確証がなく、感覚だけで何もかも理解し、生きていくのは困…
ほぼ、毎日のように病院に訪問していると、それぞれが問題を抱えていることがわかります。 その内容は多様で、解決が容易でないものも、数多くあります。これらを解決するためには、組織一丸となり対応しなければならないところですが、当事者意識のない、…
毎日慌ただしくして、一日を懸命に過ごすのに精一杯だと、何が幸せなのかを考えます。 よほど健康で生活に心配がない人で、身に降りかかる災難がまったくなく、かつ仕事も家庭も、環境も申し分ないのであれば、幸せなのかとも考えます。 しかし、そんな人で…
患者や患者家族は入院時に在院日数を提示され、本人の内心に合致しない状況においても一定の治療が完了したのちには、退院しなければならない状況にあります。 一方、核家族を前提として、独居老人や老々介護の高齢者が増加しています。在院日数を短縮するた…
自分が何をしたいのかわからない、という人はいないと思います。何が好きなのか、何な興味があるのかを胸に手を当てて考えればすぐに答えを出すことができます。 明確でも曖昧でも、漠然としてでも、何かがそこにあるのではないかと思います。 もし、ないの…
仕事にしてもプライベートにしても、環境変化にある程度柔軟に対応できる人が成果をあげることができます。これはポリシーを捨てるということではなく、また自分を表に出さないということでもなく、さらには優柔不断ということでもありません。 柔軟とは、「…
私には、過去にいくつもの別れがありました。親戚や友人、仕事仲間、顧客の方々です。 自然の摂理による別れは、自分もそうなることが定めである以上、後悔を引きずりながらも、仕方がないと割りきれる時が来ますが、他の別れのなかには、誤解や勘違い、そし…
先をみるということは、よほどの知識や経験がなければできないことではないかと思います。さらに、何かの変化を基礎として将来を予想するためには、変化を観測するための指標を自分のなかで決めていなければなりません。 これは経済指標や他の指標だけでは…