よい病院
病院で仕事をしていると、次々にクレームに出くわします。もっともな話とそうではないものとがあります。前者は振り返れば、時間がかかる、仕組みができていない、スキルが低い、説明がうまくできていない、心遣いが足りなかったなど思い当たる節があります…
四季報の10年後に浮かぶ業界、沈む業界を読みました。 医療介護は雇用創出をリード。今後も高齢者人口増と歩調を合わせて安定成長が見込まれる。ただ、財政破綻、労働力不足など懸念材料も少なくない…と記載されています。 円高環境のなか企業が海外に進出…
いまやDPC病院も50万床を40万床以下に、そして地域一般病床というか非DPCの急性期病床については、DPCとなるかあるいは回復期や亜急性に、場合によれば廃止、そして許可されれば医療療養病床にということになります。 そのようなときサービス付…
以下はある病院で、説明した管理会計についての資料です。1.はじめに 現在、部門別損益計算については、課題はあるものの、全体の体系についてご説明し資料の収集を継続してご依頼しています。配賦基準についての考え方についても弊社担当者からお伝えして…
ご承知のように、日本経済は瀬戸際にきています。悲観主義者ではないとしても、明らかにやばいと感じます。医療は、経済や人口に影響されるのは間違いがなく、景気が悪くなったり患者が少なくなればどうしても小さくしていかなければならりません。 しかし、…
院長村田先生です。新病院建設を2年後に控え、この数年より高い質の提供を目指した病院づくりにまい進していらしゃいました。 院長の元には優秀なスタッフが集まり、それぞれの考えをしっかりと持ちながら、立場立場で新しい取り組みをしてきています。 病…
従業員の定数をどのように決定したらよいのかというご質問をいただきました。 以下は、提出した企画書の内容です。業務内容や仕事量を分析、従業員の能力やリーダーの適否、他部署との関係性を分析し、無駄を排除したうえで人員が過不足を判断し、配置や人員…
先日25日に松山で、愛媛銀行と日立キャピタル、地域の会計事務所や社労士事務所の方々の共催で医療機関実務セミナーを開催しました。150名の方々が来場されました。本当に感謝しています。 いま、日本の現状は以下のようになっています。 (1)年金問…
パスが、単なるオーダーの一部ではなく、業務改革ツールであるということの側面を忘れている病院が多くあります。バリアンス(標準からの逸脱)の集計及び分析、そして対策を確実に行うことが必要となってきます。 バリアンスの把握、分析、結果の運用につい…
以前にも書いたが、どのような病院であっても以下を実施しなければならない時期がきています。 一つ一つが満足いくかたちでできあがっているのかどうかについて検討する必要があります。 1.戦略の決定及び一体化 (1)自院の方向を中期、長期で決定する …
医療に携わるものは、マインドの深層に人のために何かをしたいと思う者が多くいます。もちろん、その他の業種であっても良心にしたがい、利他をもって生きている人々は多く存在しているし、社会貢献したいと願う人は数限りないと考えています。 しかし、医療…
これからの医療は、一般の医療従事者の方が考えを凌駕して、大きく変化してきます。想像できないことが起こる可能性があります。 来年の改定により傾斜配分が行われ、機能分化がより鮮明な結果を生む 初期においては、DPC病院の在院日数が短縮され、実患…
増患対策で、ある病院に提示し実行している事例の一部をご紹介します。 (1)病院戦略立案 ①自院の得意分野を増やす、特徴を出す ②新たな患者をよぶための新しい標榜科目や専門外来を設置する ③さらにはセンター化する といった活動が必要となります。 自院…
仮に医療費が増加することで多くの病院が恩恵を受けたとしても、国の社会保障費抑制の方針は変わらないため、すでに方向は明確になったように医療費の自己負担は増加することが予想されています。さらに在宅医療が進むなかで高齢者の受診は結果として目に見…
鹿児島での講演会を終わり空港にいます。2時~4時半の後援会が、またまた饒舌な私のせいにより、4時50分になってしまいました。 医療機関の今後の方向性について ~激動の医療制度改革を乗り越えるための対応は~が、今日のタイトルです。鹿児島ではほ…
昨日は、大阪の枚方にある医療法人松徳会におじゃました。理事長の松谷之義先生(写真上)は、ながく医療療養病床をもつ病院を軸とした地域医療介護に邁進してこられました。 現在は日本慢性期医療協会副会長をされています。先生が診療所から、病院をつくり…
タイトルのように生きるのはとても難しいですね。 ただ、人に厳しくして、結果を得ようとするよりも、自分が厳しくして成果をあげるほうが楽ではあります。他人にいくら厳しくしても、彼らが面従腹背していて、結局いうことを聞いてくれなかったということは…
人事考課は昇給昇格昇進の評価のために行われる評価の一体系です。人事考課には、情意考課、能力考課、業績考課があります。業績考課は、賞与支給時に行われる業績評価を基礎としていますので、情意考課と能力考課が重要です。 情意考課は、被考課者の仕事の…
昔、学生時代に梅雨の時期に鎌倉に紫陽花(あじさい)を見に行ったことがあります。物音一つしないお寺の境内で、そぼふる雨のなか大きな紫陽花が見事に咲いていましたが、何かしらとても、もの哀しい印象を受けた記憶があります。 紫陽花はこのように艶やか…
マーケティングとは、地域住民が真に求めている医療サービスを提供する体制をつくり、情報を届け、彼らがそれらを効果的に得られるようにしていく活動の総体をいいます。 一般的には場所、サービス(product)、価格、プロモーションが4つのPとして存在して…
経験を積み、知識を裏付けに医療は進化してきました。 現場で積み上げられた経験が知識となり、それが伝承されて現場が成り立っています。 現場を動かす道具として、リスクマネジメントがあったり、マニュアルが作成され運用されたり、さらに病院によっては…
①目標管理評価→日々の仕事を通じた組織目標達成を中心とした教育が行われ、そして②人事考課 ⅰ)能力考課→職務基準やマニュアルをメルクマールとしたスキルの教育ⅱ)情意考課→仕事への取り組み姿勢や関わり方からの人格育成ⅲ)業績考課→成果(プロセスや結果…
物事は定性的だけではなく、定量的に看る必要があります。定性的は、イメージであり、人によって評価が異なります。病気が良くなったということについていえば、何がどうなったのか人により判断が異なります。 この数値が低下して、この指標が改善したから良…
写真はスキルの杉本社長です。当社が監修したマニュアルソフトとリスクマネジメントのソフトの販売をしています。 マニュアルの基本となった理論であるナレッジマネジメントでは、個人のうまいコツやノウハウをマニュアルに記載することで暗黙知を形式知化し…
医療経営阻害要因は以下のものです。 (1)政治が混迷し、舵取りが誰もいない (2)財政的には国債だよりの運営がいつまで続くのか怪しくなり、国際は2度の格下げ対象、さらに 追加的引下げ対象となっている (3)意図的な円高基調にあるため、身動きが…
先日、病院で開催された考課者訓練の模様です。集まってもらったのは各部署の師長やリハの幹部、薬剤師さんやコメディカルの中間管理職の方々でした。 企画のTさんと総務のMさんが会の運営を円滑に行っています。Tさんの企画力と、Mさんの名司会ぶりが場…
H事務長です。この日は二人で当日の会議の進め方や作業の段取りをとりました。 事務長からはいつも私が病院を訪問させていただくと、ミーティングを一番にしていただき、その日の予定を時間別に示していただきます。 当院は地域に根差した医療を行うことで…
(4)指導力 指導力は文字通り指導をする力をいいます。指導をする力とはある目的・方向に向かって教え導くこと、ができる力をいいます。方針がでて、環境を整備したうえで、コミュニケーションを図り、適切な指導を行い目的を達成しようとするものです。・…
目標管理制度を含めた上長の対応が部下にどのように評価されているかといったチェックシートを数回にわたり示します。 このチェックシートを利用する目的は、中間管理者が日常どのように部下に対して対応しているのかを、部下側から評価することにあります。…
目標管理の徹底が形式に堕している病院があります。 (1)目標設定 (2)進捗管理 (3)追加的課題の提供 の各段階で、それぞれ正しい考え方と方法がとられているのかをチェックする必要があります。 ただ、目標を提示、それらを達成すれば病院目標が達成…