よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2009-01-01から1年間の記事一覧

間近なエンジン。マジカな病院

いや~でかいです。今日は函館に出張で行きましたが、飛行機のエンジンを間近にみることができました。遠くからみるとあまり感じないのですが、近くで見るとでかいです。 でかいというよりも、その機能を思い浮かべると、その重みが伝わってくるようです。 …

歯科との連携

ホワイトボックスは次の戦略の一つとして、医療と歯科との連携を意図しています。そのためにいくつかの対応を行おうとしています。 1.歯科と医師の連携要素の整理 (1)内科と歯科 内科との連携といった概念は従来ありそうでなかったもの。具体的にどのよ…

ココチケアの幹部会議

ココチケアという会社をご存知ですか?明正会という法人の理事長である近藤正明先生が設立した会社です。医療型高専賃やグループホームを複数展開し、訪問看護ステーションやヘルパーステーションを運営しています。 ベッドが削減されていくなか、在宅におけ…

台風18号の朝

それは6時55分でした。JALは広島空港に向けて飛び立ちました。台風18号が、すでに東海地方をゆっくりと進み、東京のすぐそこまでやってきているときでした。飛行機は横風を受けてか、少し主翼を左右にゆらしながら、震えながら上昇していきました。…

一条の光

私にはたくさんの仲間がいます。仲間といっては失礼にあたる方もいらっしゃいますが、たくさんの方々に囲まれて仕事をさせていただいています。 銀行だったり、他の金融機関であったり、大学の先生、アパレル、不動産、広告、営業、運輸、アミューズメントな…

抹茶をアイス

毎日あわただしくうごいていて、一つ一つについて落ち着いて考えることができなくなることはとても危険です。 その都度、ちょっとしたことに幸せを感じる自分になりたいといつも願っています。この日はちょうど、京都で打ち合わせをしていたときでした。何気…

病院経営の基本について(2)

思想的には医療従事者には人を助けたいという思いがあるか、少なくとも自分の仕事は人を助けるためにとても有益な仕事である、といった誇りをもって仕事をしていることが多いと思います。本来であれば、医事で受付をしている者であっても、病院機能の一翼を…

病院経営の基本について

病院経営の基本は、次のものです。ステップごとに示します。 (1)損益分岐点分析を行い、次に借入金返済のための税引き後キャッシュを載せた医業収益を計算 (2)その医療収益を確保するための単価一定とした患者数を決定する (3)外来患者+入院患者の…

京都のモニュメントはDPCのメルクマール

DPCでは、DPC病院の特徴をだせと教えています。たとえばすべての病院がそれぞれ不効率で非生産的な医療を行っているとして、それら個々に本当に得意な治療を行わせ、それ以外は当該治療が得意な病院にシフトする。そのことにより、医療における成果の…

医療のこれから

ながい通路を歩き続けていれば、必ず目的を達成できるという環境に医療はありません。これから残る病院と残らない病院が峻別されてくることは明らかです。 病院は適正利益を悪者とせず、病院が存続できなければ医療が提供できないという思いを徹底していかな…

列車で高知

ふと思い立ち列車で講演会に向かうこととにしました。高知で講演会があったときのことです。 最近は普段から新幹線で移動する回数が極端に増えました。 月曜日広島を皮切りに、火曜日札幌で営業同行および恵庭で事務長勉強会での講演、水曜日朝東京で他者の…

銀座の素顔

銀座の顔は、美しくもあり、また美しくもありません。私が小さい時には、とても近寄ることができない高級な街としておしゃれをして食事をする場所であったような気がします。 今の銀座は、人がたくさん集まる観光地というとことろでしょうか。 夜の裏通りも…

輝けエアポート

朝の空港は、光に包まれています。朝、少し早く空港に到着すると私はよくラウンジで休息します。といってもほんの15~20分程度なので、身繕いをするだけではありますが。JALもANAも、それぞれのラウンジをとてもきれいにしていて、さらに地方の空…

スカイですかい

埼玉県で薬局の開業支援をしているОさんです。弊社東京オフィース近くのホテルの最上階にあるスカイにきています。 ここの昼間のバイキングはとてもおいしくて、すでに10回以上は食事をしにいっています。とてもおしゃれで、かつ美味という感じです。手前…

医療における接遇の一考察

以下は、ある大病院で、診療部長および病院幹部に向けて、医療における本質的な接遇の考え方についてレクチャーしたときの資料です。「患者サービス・接遇」という言葉で日本の医療の場に登場したのは1987年のこと。21世紀の新しい医療のあり方を探る目的で…

認定看護師サードレベルレクチャー

昨日は、国際医療福祉大学大学院青山キャンパスで、認定看護師サードレベルの「財務管理・経営分析」の講座を8月に続き行いました(2回シリーズです)。 看護師の幹部の皆さんが二十数名参加いただき、朝早くから力いっぱいのたのしい(?)講義を行いまし…

朝の光のなかで

まだ陽の光も行き渡らない、朝の時を感じるために、私は街にでる。 あれだけ喧騒であった場所は、静寂のなかで身をひそめ、静かに活動をはじめるまでの時を待っている。歩道には人一人歩いておらず、とても不思議な気にさせてくれる。 ブランドショップが立…

チームワークな飛行機から学ぶ

管制塔の助けはいりますが、このチームで空をわたります。運航をつかさどる部署は、天候や気圧を与件としてかつ燃料の消費を最小限にするため、どのように運航計画を立案すればよいのかを熟考します。そしてパイロットはそれを念頭に、臨機応変な状況判断を…

いただいた福助

先日、ある会社でいただいた福助です。その会社はサプライヤーではとても有名で、社長は本当に素晴らしい業績を残されました。 社内セミナーのご依頼をいただき、先だってお話をさせていただいたときに、社長からお土産だよといわれていただいたものです。 …

ホワイトボックスと透き通った烏賊

烏賊の季節になったそうです。きっと、どこの海でも、光に集まってくる習性を利用した美しい漁り火漁を見ることができまるのでしょう。さばいてもらった烏賊はまず、みために透き通り、口のなかで噛み砕くほどに甘く、おいしさが広がります。 烏賊のすがたに…

DPCは増患につきる

病院経営の原点は稼働率を維持することです。稼働率を維持したうえで、点数が議論される。患者述べ患者数を増加させるという行為と、一人当たりの点数をあげるという行為があって医業収益が確保されるからです。 そして稼働率を維持するところからスタートし…

DPC導入とメディカルホーム

先日、旭川でモロオのアテンドで事務長セミナーを開催しました。高専賃についてです。高専賃は、高齢者専用住宅であり、病院が淘汰されるなか、病床の代替として患者さんの受け皿となるものです。 メディカルホームは門前のメディカルホームと地域のメディカ…

病院マネジメント研究会の開催

日本医療企画主催で銀行向けのセミナーを7月の終わりに開催しました。結果多くの金融機関などの方々が会場に足を運んでくださり、その後、出席された会社から、お問い合わせをいただいたり、ミーティングをさせていただくなか、具体的な活動に入るところも…

虫の音で、あたりは満たされていた

先日のことです。蝉が暑い日差しのなかで、シャンシャン鳴いていたのは…。それから2週間がたち、 蝉がいなくなるとほぼ同じ時期に、もう秋の虫が鳴き始めました。 りーんりーんと、引きしまった(リーン[lean]な…てへ)虫の音が銀座でも聞くことができます…

ホワイトボックス社札幌プレゼン

札幌は秋の気配はあるものの、まだ日差しは温かく、草の香りが辺り一面を覆っています。今一番良い季節の最後を迎えようとしている札幌の街は、東京とはくらべようもないほど開放的で、空気が肺にここちよく流れ込んでくる…。そんな奔放なたたずまいで私を迎…

嵐のなかの選択

列車は、まだ早い時間だというのに雲が立ち込め暗くなった原野を、風を切りながら疾走する。怒り狂う風は少しずつ強くなり、街には人影もまばらだ。車窓にながれる景色は、心なしか、これから訪れる漆黒の闇に抗うように大きく揺れている。 このまま走り続け…

営業チームは今日も走るよ~ぉ~ランララ~ン

ここにいるのは、コンサルタントのMさんと、Mさんではありませんか。両方ともMさんです。左のMさんは、長野在住で、今日は愛車を駆って長野市まで来てもらいました。Mさんと私は長野新幹線で長野に来て、いくつかの営業をこなして記念撮影、といったと…

浸透戦略

マーケットが縮小し、業績が悪化してくることを避けるために、多くの企業はシェアを拡大するために常に行うことがあります。それは価格引き下げです。成熟したマーケットでシェアをとることで、売上を伸ばすためには価格引き下げを行うことが有効だからです…

戦略的に生きることのむずかしさ

いわゆるお盆のときがいつも通りに過ぎて、夏の半分が終わる。さらにあわただしさにかまけている間にさらに時間が掌からさらさら音をたたてて、つかみどころのないまま落ちていく。 今週の実績と予定を開示しま~す…。 [月曜]事務所で執務のあと長野で診療所…

北京の街に思う

PCのデータを整理していて、北京を訪れたときの写真がでてきました。 中国のGDPは、あっという間に日本を抜き去り、これから世界大国として君臨していくことになるでしょう。 中国人には貧富の差はありながら、圧倒的な政治力により、想像もできない数…